満月(スーパームーン)と地震の関係とは? 最新科学が解き明かす自然の謎

防災豆知識

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こんにちは!SONAEAREBAです。

「満月(スーパームーン)と
地震の関係とは?」

をテーマに、最新の科学的知見と
ともにお届けします。

多くの人が一度は感じたことのある
「満月の夜に地震が増えるのでは?」
という疑問。

その真相を自身の体験と内省を
交えながら、わかりやすく解説します。


満月・スーパームーンと地震、噂の真相

満月、特にスーパームーンの夜は
いつもとは違う特別な空気が漂います。

この現象は天文学的にも注目され、
SNSやニュースで
「スーパームーンと大地震」について
話題になることが多いです。

実は私自身もスーパームーンの夜だけは、
地震の予兆を意識してしまいます。​


科学は何を証明しているのか

過去の研究では、満月や新月の前後に
マグニチュード8以上の巨大地震
発生しやすいとの統計的傾向が
示されています。

2016年、東京大学チームが発表した
約40年分の地震データ分析では、
12件のM8.2以上の地震のうち9例が
満月または新月の時期に集中していた、
という衝撃的な報告がありました。​

そのカギになるのが「潮汐力」

月と太陽の引力によって生じるこの力は、
海だけでなく地殻にも影響を与え、
満月・新月の時期には地球が
引っ張られる力が最大になります。

このタイミングでは、
プレート境界にかかる力も強くなり
“トリガー”となりうるのです。

ただし、その影響が全ての地震に
当てはまるわけではありません。​


スーパームーンの前後、地震の増加傾向は?

とくにスーパームーンの前後7日間で、
M7.0以上の地震が多発したという
観測例があります。

2001年以降のデータをみても、
「当日」よりも「スーパームーンの後」
のほうが発生件数が多かったという
解析もありました。

ただし、これは50件程度の統計であり、
科学的な因果関係や有意性については
今後さらに大規模な検証が必要です。​


最新の防災知識:科学は断言していない

最新情報では
「満月やスーパームーンだからといって
必ず地震が起きる」

という科学的根拠は確認されていません。

東日本大震災は新月の6日後に
発生しており、地震発生には他にも
様々な要因が絡み合っています。

現状、満月やスーパームーン
「きっかけ」の一つになり得るかも
しれませんが「予兆」ではありません。​


結論:満月をきっかけに防災を考える

最新の研究や統計をみても
「完全な関連性」や「絶対の予測」
は困難です。

ただ、月の満ち欠けやスーパームーンの
時期は、今この瞬間の地球と宇宙の
つながりを感じる特別なタイミング。

私たちがすべきなのは、
冷静に科学的知見をアップデートしつつ、
日頃から防災・減災の備えを
万全にしておくこと。

SNSやネットの噂に
一喜一憂することなく、正しい情報を
もとに自分や家族を守る行動に
つなげましょう。

スーパームーンの美しさを楽しみながら、
防災意識も高めていきたいですね。​

バックの中に、あるという「安心」を。

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