政府地震調査委「プレート境界巨大地震起きる可能性」千島海溝・日本海溝で警戒!青森東通村9cm地殻変動の衝撃

自然災害を考える

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こんにちは!SONAEAREBAです。

政府の地震調査委員会は、
日本海溝・千島海溝沿いで
「プレート境界の巨大地震が
起きる可能性がある」
として、
特にこの1週間ほどの地震活動に
注意するよう呼びかけています。

その背景には、
青森県東方沖の地震で
東通村が東方向に約9cm動くなど、
プレート境界でのひずみ解放を示す
大きな地殻変動が観測されたこと
があります。​

千島海溝・日本海溝で何が起きているのか

日本海溝・千島海溝は、
太平洋プレートが日本列島の下に
沈み込む「プレート境界」で、
過去にはM8~M9級の巨大地震
巨大津波を繰り返してきたエリアです。

政府の長期評価では、
千島海溝沿いではM9級の巨大地震が
数百年周期で発生しているとされ、
将来的な「日本海溝・千島海溝巨大地震」
は国レベルで想定されています。​

参考リンク:
気象庁ホームページ
日本海溝・千島海溝周辺
海溝型地震について

今回、青森県東方沖で起きたM7クラスの
地震は、この日本海溝・千島海溝沿いの
想定震源域周辺で発生したため、
「先発地震」に続くより大きな
「後発地震」の可能性を評価する
必要がある状況になりました。

その結果として、気象庁は
「北海道・三陸沖後発地震注意情報」
を初めて発表し、政府地震調査委員も
プレート境界巨大地震への
注意喚起を強めています。

参考リンク:
内閣府防災情報のページ
日本海溝・千島海溝沿いの巨大地震とは?

青森・東通村が東へ約9cm動いた意味

国土地理院のGNSS解析によると、
青森県下北郡東通村の
電子基準点「東通2」は、
この地震で東方向に約9cm移動する
地殻変動を起こしました。

1回の地震で数センチ~10cm近く動く
というのは、プレート境界付近で
たまっていたひずみが一気に解放された
ことを示す大きな変化です。​

このような急激な地殻変動は「そこで
地震エネルギーが全部出て終わり」

という単純な話ではなく、
周辺のプレート境界に新たな応力変化を
与え、別の領域での地震発生確率を
一時的に高める可能性があります。

そのため、日本海溝・千島海溝沿いの
広い範囲で、今後1週間程度は
平常時よりもM8以上の大規模地震が
起こる確率が高まっていると説明されて
います(統計的には約1%程度)

「後発地震注意情報」とは何か

「北海道・三陸沖後発地震注意情報」
は、日本海溝・千島海溝沿いでM7級以上の
地震が起きたあと、周辺でさらに大きな
M8級以上の地震が起こる可能性が相対的
に高まったときに出される情報です。

この情報が出たからといって
「必ず巨大地震が来る」という
意味ではなく、
「平常時より確率が上がっているので、
1週間は特に注意して行動してください」

という“公式な注意喚起”と理解するのが
正確です。​

政府地震調査委員会の評価でも、
日本海溝・千島海溝沿いの巨大地震の
想定震源域や、その外側で起きる地震は、
プレート境界型に限らず広く評価対象
とされており、今回のようなM7クラスの
地震後は、連動する大規模地震の可能性に
目を光らせる必要があるとされています。​

今、私たちに何ができるか

現在のところ、巨大地震が「起きる」
決まったわけではなく、
「起こりうる可能性が平常時より
高まっている」
という段階です。

とはいえ、太平洋沿岸、
特に北海道~東北太平洋側に住む方は、
津波避難先の確認や、夜間の揺れを
想定した寝室の安全確保、
モバイルバッテリーの充電など、
「1週間の集中備えモード」
切り替えておく価値があります。​

全国の読者にとっても、
「大きな地震のあと1週間は、同じかそれ
以上の規模の地震にいつもより注意する」

という行動パターンを身につけておくこと
は、今後の日本海溝・千島海溝巨大地震
南海トラフ地震など、
さまざまなプレート境界地震リスクに
共通する“生き方の基本”になっていくと
感じています。

バックの中に、あるという「安心」を。

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