12月なのに「10年に1度」の異常高温!気象庁早期情報で全国がヤバい?リスクと対策完全ガイド

防災豆知識

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こんにちは、SONAEAREBAです。

気象庁が「高温に関する早期天候情報」
を発表し、今週末から年末にかけて、
日本全国で「10年に1度程度しか
起きないような著しい高温」

になる可能性があると伝えています。

この記事では、
最新の気象情報と、
実際にどう対応すればよいか、
暮らしや健康に役立つアドバイスを
わかりやすくお伝えします。​


今、気象庁が発表した「高温に関する早期天候情報」とは?

気象庁は2025年12月15日、
「高温に関する早期天候情報」
を沖縄地方を除く全国の広い範囲
に発表しました。​

これは、「その時期としては10年に
1度程度しか起きないような著しい高温」
になる可能性が高まっているときに出す、
警戒レベルの高い情報です。​

対象となるのは、北海道、東北、
関東甲信、北陸、東海、近畿、中国、
四国、九州北部・南部のほぼ全国。

警戒期間は、12月21日(日)頃から
約5日間で、この時期としては
「かなりの高温」、つまり平年より
ずっと高い気温が続く見込みです。​


どうして12月なのに「10年に1度」の高温になるの?

気象庁の説明によると、この時期の
高温は、寒気の影響が弱まり、暖かい
空気が日本列島に流れ込むためです。

特に、12月20日頃から、
寒気の勢力が弱くなって、平年よりずっと
高い気温が続く可能性が高まっています。​

日本気象協会によれば、
「高温に関する早期天候情報」は、
6日先から14日先の期間で、
5日間の平均気温が「かなり高い」
(平年差+2.2℃以上など)となる
確率が30%以上と見込まれるときに
発表されます。

つまり、今後1週間ほど、
この時期としては異例の暖かさが続く
可能性がある、という警戒信号です。

参考リンク:
気象庁ホームページ 早期天候情報 


全国的に「かなりの高温」になる見込み

気象庁の発表では、
各地で「かなりの高温」の基準が
示されています。​

たとえば、5日間の平均気温が平年より
どれくらい高くなるかという目安は、
おおむね以下の通りです。​

  • 北海道地方:+2.4℃以上
  • 東北地方:+2.2℃以上
  • 関東甲信地方:+2.2℃以上
  • 北陸地方:+2.5℃以上
  • 東海地方:+2.4℃以上
  • 近畿地方:+2.4℃以上
  • 中国地方:+2.5℃以上
  • 四国地方:+2.7℃以上
  • 九州北部地方:+2.8℃以上
  • 九州南部・奄美地方:+3.0℃以上

このため、12月下旬のこの時期としては、
10年に1度程度しか起きないような著しい
高温になる可能性があるとされています。


こんな高温、どうして起きる?(気象の背景)

近年、日本では「二季化」が進み、
夏の猛暑だけでなく、冬の異常高温も
増えてきています。

地球温暖化の影響で、
平年よりずっと高い気温が「珍しくない」
状態になりつつあるのです。​

今回の12月の高温も、
こうした長期的な温暖化傾向と、
特定の気圧配置(寒気の影響が弱く、
暖かい空気が流れ込む)が重なった結果
と考えられます。

気象庁は、こうした「10年に1度レベル」
の異常気象が、今後も増える可能性が
あるとして、注意を呼びかけています。


高温リスクにどう備える?暮らしの注意点

12月の異常高温は、夏の暑さとは
違う形で体に負担をかけます。

特に、寒い日との気温差が大きくなると、
ヒートショックや血圧の乱れ、
かくれ脱水のリスクが高まります。​

室内の温度差に注意(ヒートショック対策)

冬のヒートショックは、暖かい部屋から
寒い脱衣所・浴室・トイレに移動する
ときの急激な温度差が原因です。​
12月の高温でも、夜間や早朝は冷える
ため、温度差が大きくなりやすいです。​

  • 脱衣所や浴室は、入浴前に
    暖房やヒーターで暖めておく
  • お湯の温度は41℃以下にし、
    長湯は避ける
  • 入浴前後にコップ1杯の水分をとる
  • 飲酒後の入浴は特に危険なので避ける

高齢者や持病のある方は、家族や
周囲の人が声をかけることも大切です。​

かくれ脱水に注意(冬の水分補給)

冬は喉の渇きを感じにくいため、
水分不足になりがちです。​
暖房の効いた室内では、知らないうちに
汗をかいており、血液がドロドロになり、
血栓のリスクが高まります。​

  • 喉が渇く前から、こまめに白湯や
    常温の水を飲む
  • 朝起きたとき、就寝前、
    入浴前後は特に水分補給を意識する
  • お茶やコーヒーは利尿作用が
    あるので、水や白湯も併用する

体調管理と生活リズム

気温の変動が大きい時期は、
自律神経のバランスが乱れやすく、
体調を崩しやすくなります。​

  • 朝晩の冷え込みに備え、重ね着で
    体温調節をしやすくする
  • 無理な運動は避け、日中の比較的
    暖かい時間帯に軽い運動をする
  • 睡眠の質を保つため、寝室の温度・
    湿度を適切に保つ(加湿器の活用も)


農作物や暮らしの影響にも注意

気象庁は、今回の高温について
「農作物の管理等に注意が必要」
とも指摘しています。​
暖冬や異常高温が続くと、
野菜の生育に影響が出やすく、
価格の変動や品薄の原因になることが
あります。​

  • 野菜の価格が高くなる可能性がある
    ため、早めの買い物や冷凍野菜の活用
    も検討する
  • お出かけやイベントの予定も、
    気温の変動を考慮して、
    服装やスケジュールを柔軟に調整する

今すぐできる「異常高温対策」まとめ

  1. 最新の天気予報と警報・注意報を
    こまめにチェックする
    • 気象庁や日本気象協会のサイト、
      テレビ・アプリ等で、最新の
      公式気象情報を確認する​
  2. 室内の温度差をなくす
    • 脱衣所・浴室を暖めて、
      ヒートショックを防ぐ​
  3. 冬でも「かくれ脱水」に注意
    • 喉の渇きを感じる前から、
      こまめに水分をとる​
  4. エアコンや暖房器具をためらわず使う
    • 室内が寒いと感じたら、
      適切な温度設定で快適な環境を保つ​
  5. 高齢者や子ども、
    持病のある人の見守りを強化する
    • 周囲の人が「大丈夫?」と
      声をかける習慣をつける​

今後も異常気象に備えるために

気象庁の「高温に関する早期天候情報」は、
今後、年末年始にかけても平年より
高温になる日が多い予想を示しています。

地球温暖化の影響で、夏だけでなく冬の
異常高温も「日常」になりつつあるため、
長期的な備えも大切です。​

  • 住まいの断熱・遮熱対策
    (カーテン、遮熱フィルムなど)
  • 冬の脱水症状対策の知識を家族で
    共有し、夏場だけではなく一年を
    通してこまめな水分補給を習慣化する
  • 気候変動に配慮したライフスタイル
    (節電、省エネ、SDGs意識)

さいごに:異常高温でも「安全・快適」を意識して

12月の「10年に1度レベル」の高温は、
気象庁の早期天候情報が示す通り、
非常に珍しい現象です。

でも、こうした異常気象が増える中で、
大切なのは
「どうすれば安全で快適に過ごせるか」
を、自分ごととして考えることです。​

この記事が、少しでもあなたの暮らしの
参考になればうれしいです。

今後も、SONAEAREBAでは、
最新の天気情報や、暮らしに役立つ
防災・健康情報を、わかりやすく
お届けしていきます。​

バックの中に、あるという「安心」を。

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