日本海側で地震が多い理由とメカニズム|最新研究と防災ポイント

自然災害を考える

本記事は広告を含みます

こんにちは!SONAEAREBAです。

今回は「日本海側で起こる地震は、
どんなメカニズムで起きるのか?」

というテーマで、
最新の知見も交えながら
分かりやすく解説していきます。

防災にもつながる話なので、
「気になるだけじゃなくて、
少しは知っておきたい」
方向けに、
読みやすく書き進めていきますね。


なぜ「日本海側」が問題なのか?

まず、皆さんが感じている違和感として、
「どうしても日本海沿岸は、
大きな地震が続いている」

という印象があるはずです。

能登半島の地震、鳥取県中部の地震、
秋田・岩手県沖の地震など、
近年のニュースを思い出すだけでも
かなりの数があります。

こうした日本海側の地震には、
太平洋側でよく知られる
「巨大プレート境界地震」とは少し違う、
“独特なメカニズム”が関わっています。

公式の資料や最新の研究によると、
日本海側は「歪みが集中しやすい地域」
が特徴とされています。


日本海は「別荘地」ではなく「地殻プレートのゆりかご」

日本海というのは、輪郭だけ見ると
ひとつの“湖”のようにも思えますが、
科学的には
「プレートどうしの押しつけ合いと、
海底下の断層活動」

が生み出した海域です。

以前は
「いつ、どんな力で生まれたのか」
ということについて諸説ありましたが、
現在は
「断層のずれによって、
膨らみながら広がっていった」

という説がかなり有力です。

このように、日本海は
「静かにしょんぼり沈んでいるだけ」
ではなく、
「地球の地殻が少しずつずれながら
広がっていったエリア」

だという点が、地震メカニズムを
考える上で重要になります。

参考リンク:
JAMSTEC BASE ホームページ
日本海側で起こる地震は、
どんなメカニズムで起きるのか?


断層の“3パターン”の基本をまず押さえる

地震は、結論から言えば
「地下の岩盤同士が、
動けなくなった部分が急にズレる」

ことで起こります。

このズレを起こす境界が「断層」
普段から動く断層を「活断層」
といいます。

大きく分けると、断層の動きには
次の3つのパターンがあります。

  • 正断層:両側から引っ張られた岩盤が
    「くぼんだ側が落ちる」タイプ。
  • 逆断層:両側から押された岩盤が
    「一枚が上にのし上がる」タイプ。
  • 横ずれ断層:岩盤が水平方向に、
    ガチャンと横にずれるタイプ。

日本海沿岸では、この3つがそれぞれ
「今のプレートの押しつけ合い方」
「昔の広がり方」とセットになって
動いていて、地震の種類も混在していると
考えられています。

参考リンク:
東京都防災ホームページ
地震のメカニズム


日本海側:「プレートの圧縮場」と「伸びる背弧」

日本列島を、プレートの動きの視点で
整理すると、大まかに二つのエリアが
あります。

  • 前弧側(太平洋側):
    海洋プレートが
    大陸プレートの下に沈み込むので
    「一方的に押される圧縮場」
    ここでは、
    海溝型地震やプレート境界型地震が
    よく発生します。
  • 背弧側(日本海側):
    沈みこむプレートの働きや、
    「海溝が少しずつ動くことで、
    背中側(背弧)が広がる圧力」

    かかっている地域になります。

つまり、日本海側は
「押す」「引っ張る」「横にずらす」
といった、複数の力が交差して
「歪みがたまりやすい場所」
になっていると理解すると、
なぜ地震が多いかが見えてきます。


日本海側地震の特徴的なメカニズム

日本海側の地震を整理すると、
代表的なものはおおむね
次の2つに分けられます。

海底下の「歪み集中帯」で起きる地震

日本海側では、
プレート境界が単純な線ではなく、
「何条もの断層や褶曲帯
(地形が曲がったりたがった部分)」

が帯のように存在し、そのエリア全体で
歪みが集中していると考えられています。

ここでは、

  • 海面から下方に向かって
    約15~20kmほどの深さでも、
    すでに「断層がズレて地震が起きる」
    状態があり、
  • 震源の深さや断層の傾きが
    違うために、同じく日本海側でも、
    震度や被害像が大きく異なっていると
    指摘されています。

「日本海拡大仮説」と横ずれモデル

もう一つ大事なのは、
「日本海は昔、大きく広がった」
という仮説です。
このとき、両側から岩盤が
「引っ張られながら、横方向にずれる」
メカニズムが働いた可能性が高く、
それを「横ずれモデル」と呼びます。

このモデルによると、

  • 日本列島の東北側には
    「古い横ずれ断層」
    がたくさん残っており、
  • 昔の動きの名残として、
    現在でも同じ方向に歪みが蓄積され
    やすい構造になっていると
    考えられています。

つまり、過去の「広がり方」が、
現代の地震の“トレース線”になっている
ようなイメージです。


陸上活断層と海底地震の連携

日本海側だけの話ではありませんが、
近期の地震を見ると「海底の断層だけ」
ではなく、「陸上の活断層の動き」
大きく絡んでいます。

東京都がまとめている防災資料にも
あるように、海洋プレートが
沈み込むことで陸のプレート内に歪みが
生まれ、内陸の活断層が活動することが
たくさんあります。

日本海側で大きな地震が起きた場合、

  • まずは海底深部の断層が動く
    「内陸型・海底型地震」、
  • それに続いて「陸上の活断層」
    が反発して動き出す、
    というパターンが市町村レベルでは
    想像しやすくなっています。
    このあたりは、防災計画を考える上
    でも重要ポイントです。

「日本海側=危険? “リスク要因”のまとめ」

ここまでを整理すると、
日本海側で地震が目立つ背景は、
大きく分けて次の通りと理解できます。

  • 日本海は、全体として「プレート同士
    の押しつけ合い・広がりの摩擦面」
    になっている。
  • 海底下には
    「幅を持った断層帯や褶曲帯」
    が集中し、歪みがたまりやすい
    「歪み集中帯」になっている。
  • 古い「日本海拡大・横ずれ」
    の遺構により、今も同じ方向への
    ズレが起きやすい構造になっている。
  • 海底地震だけでなく、
    陸上の活断層の活動とも
    連動するため、被害が広範囲に
    拡がりやすい。

こうしたメカニズムを前提に、
日本海側の自治体は
「プレート境界地震だけでなく、規模の
やや小さな地震も頻繁に起こる前提」

で防災計画を作っていますし、
最新の研究レポートでも、日本海側の
「地震発生頻度・メカニズム」
を区別しながらまとめられています。


押さえておきたいポイント(最新情報ベース)

最後に、
「これからしっかり防災を考えたい人」
に向けて、押さえておきたいポイントを
明文化しておきます。

  • 日本海側の地震は、
    「単なる海底落雪型地震」ではなく
    「陸側の歪み集中型」も組み合わ
    さっているため、震度や揺れ方の
    幅が大きい。
  • 海底下の断層と、陸上の活断層が
    連続した形で動く可能性があるので、
    「自分の住まいがどちら側か」
    を確認しておくのが有効。
  • 最近の調査・研究では
    「歪み集中帯」
    「古くからの横ずれ断層」
    「能登半島地震のメカニズムの特徴」

    が注目されており、自治体自身も対応
    施策を随時更新している段階です。

つまり
「自分は日本海側だからといって、
何も防災が違うわけではない」

のではなく、
「メカニズムが少しずつ違う
=備え方も少し違う」

という意識を持つことが、
今回のテーマの一番のポイント
だと言えるのです。


「空間にマスクする感覚」地方自治体避難所開設用パーテーション


バックの中に、あるという「安心」を。

通信障害時に役立つワイドFMラジオ付き