SNSで広がる防災偽情報を見抜く5つのコツ|災害時に命を守る情報リテラシー

防災豆知識

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こんにちは!SONAEAREBAです。

今日は、災害時のSNSで広がる
”フェイクニュース” “偽情報”
について考えていきます。

台風、大地震、大雨――
災害のたびに、私たちはSNSで
「最新情報」を確認します。

しかし、その便利さの裏で、
本物に見える“デマ”が命を左右する危険
をはらんでいるのです。

実際、2025年8月の日本赤十字社調査では
「虚偽情報に接したことがある」
と答えた人が**25.5%**にものぼって
います。​

なぜ災害時にデマが拡散するのか

災害時、SNSでは善意の拡散が混乱を
引き起こすことがあります。

例えば、
「避難所が閉鎖された」
「支援物資が不足している」
といった投稿が、実際は古い情報や
誤情報であるケースもあります。

参考リンク:
日本データ通信協会 ホームページ
災害に関連するデマ情報に注意


災害直後の混乱の中では、
公的機関の発表を待つより
“今すぐ共有したい”という気持ちが
強まり、結果として未確認の情報が
一気に拡散してしまうのです。

特に2025年になってからは、
生成AIが作るフェイク画像や
誤った被災報道投稿が急増しています。

ミドリ安全の調査では、
Z世代の約58%がフェイクニュース
一度以上だまされた経験があるとの
結果が出ました。​

参考リンク:
PRTIMES
生成AI時代の防災に新たな課題

AI時代の“情報災害”とは

今や、AIは正しい情報を
出す味方であると同時に、
偽情報を生み出す“リスク”にも
なっています。
「AIが投稿しているから信頼できそう」
「自然な文体だから本物っぽい」
――そんな印象を狙い、
AIによるフェイク投稿が増えています。

これを専門家は、
“情報災害”と呼んでいます。

つまり、情報そのものが被害を生む時代
が来たということです。​

災害時には、SNSで拡散される
「助けを求める声」「救助要請の投稿」
もすべてが真実とは限りません。

投稿主のプロフィール、他の発信内容、
そしてその情報源を一度立ち止まって
確認することが、自分だけでなく他者を
守る行動になります。​

デマを見抜く5つのチェックポイント

では、どうすればSNS上の偽情報
フェイクニュースを見抜けるのか。

防災の専門家たちが推奨する
5つの方法を紹介します。​

  1. 発信元が誰かを確認する
    プロフィールが新規作成匿名
    または投稿履歴が少ない場合は
    要注意です。災害後に突然現れる
    “速報”アカウントには特に警戒が
    必要です。
  2. 公的機関や報道と照合する
    気象庁、各自治体、防災アプリ、
    テレビ報道と内容を比べましょう。
    一致しないものは拡散しないのが
    鉄則です。
  3. 投稿のコメント欄を確認する
    すでに「それは誤情報です」と注意
    喚起されているケースもあります。
    逆に、コメントが閉鎖されている場合
    は情報の透明性が低いサインです。
  4. 感情的な内容に注意する
     「今すぐシェアを!」など感情を煽る
    言葉はデマ投稿の特徴です。
    冷静な言葉で書かれた公式情報と
    比較してみましょう。
  5. 画像や映像は逆検索する
    SNSに投稿された被害映像の一部は、
    過去の災害写真を再利用していること
    があります。Google画像検索などで
    出所を調べてみましょう。

善意の拡散が被害を広げることもある

「もしかしたら誰かの役に立つかも」
と思ってリポストする――
それが逆に混乱を招くことがあります。

実際に、過去の地震では
「○○の避難所が閉鎖された」という
虚偽投稿により、支援物資が届かない、
避難者が別の場所へ移動するといった
混乱が生じました。​

災害時ほど、
“善意の数秒”が命を左右します。
だからこそ、拡散の前に「一呼吸」置く
リテラシーが欠かせません。

参考リンク:
産経新聞 WEBサイト
増える防災情報、避難行動は
自ら判断を 災害時のデマ拡散に
「不安」を感じるのは5割超

SNS時代の「防災リテラシー」を育てる

防災とは、ただ水や食料を備えること
ではありません。

2025年の防災は、
“情報”を備える時代です。

信頼できる情報源(自治体、防災科研、
日本赤十字社、NHK防災アプリなど)
をフォローしておくことで、
正確な情報をいち早く受け取る環境を
日常から整えることができます。

特にZ世代やSNS中心の若年層ほど、
情報の真偽を見分ける訓練が必要です。

AIによって錯覚される「リアルっぽさ」
に惑わされない目を持つことが、
これからの防災行動の一歩です。​

おわりに:信頼は“確認”から生まれる

SNSの情報は速さが魅力ですが、
速さこそが誤情報の温床にもなります。

時代がどれだけ進んでも、
「公式発表を確認する」
「ひとりで判断しない」

という基本が、命を守ります。

フェイクニュースを見抜く力、それが
今もっとも必要な“現代の防災力”です。

次の災害に備えて、
あなたのタイムラインにも
“確かさ”を備えましょう。


バックの中に、あるという「安心」を。

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