注目のアウターライズ地震とは?揺れは小さくても巨大津波の危険性を徹底解説

防災豆知識

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こんにちは!SONAEAREBAです。

注目されている
『アウターライズ地震』ってなに?
をテーマに、最新ニュースも交えながら
記事を書いていきます。​


アウターライズ地震とは?

最近、SNSやニュース、専門家の間で
「アウターライズ地震」
が話題になっています。

実は私も最初、この言葉を聞いたとき
「何それ?」と思ったひとりです。

アウターライズ地震とは、
陸地から離れた海溝の外側、
つまりプレートの隆起した部分
(アップリフト)で起きる地震を
指します。 英語の“Outer”(外側)
+“Rise”(隆起部分)がその由来です。​

このタイプの地震、
専門的には太平洋プレートの沈み込み帯
(サブダクション・ゾーン)
周辺でよく発生します。

日本も例外ではなく、
千葉東方沖、三陸沖、福島沖などが
要警戒エリアとして知られています。

参考リンク:
ウェザーニュース ホームページ
アウターライズ地震の特徴とは


アウターライズ地震の怖さ

「遠い海の地震なら、
そこまで心配する必要はないのでは?」

と感じるかもしれません。

ところが、アウターライズ地震が
怖いのは、その位置と性質。

陸地での揺れは比較的弱くても、
海底隆起による“巨大津波”が発生しやすく、
甚大な被害をもたらす可能性があります。​

分かりやすい例は、
過去の昭和三陸地震や東日本大震災。

震源が陸地から離れていても、
津波による被害が甚大だったケースです。

「揺れが小さい=安全」
という先入観は、アウターライズ地震には
当てはまりません。​

参考リンク:
yahooニュース 昭和三陸地震(1933年)


最新の地震活動と警戒

2025年秋、日本海溝外側
(北緯37.5度・東経144.5度付近)

の海域で微小地震が頻発し、
10月にかけて活動が急に静穏化した
というデータもあります。

地震研究の一部の専門家のなかには、
この静けさ自体が「巨大地震の前兆」
と分析し、警戒を呼びかけています。​

実際、福島沖や三陸沖で、
海溝軸の外側で地震活動が集中している
との最新の報道もありました。

一見平穏に見える海域でも、
詳細な観測と警戒が必要です。​


なぜ津波が起きやすいのか

アウターライズ地震は正断層型
(引っ張られて割れるタイプ)
が多いことが特徴です。

この断層型では、海底が上下に
大きく動きやすく、その結果「津波」
発生しやすくなるのです。

逆断層型(押されて割れる)ではなく、
引っ張る力が強いため、
深い海で大きな動きが生まれます​

特に三陸沖は「津波地震の震源域」
として世界的にも知られていて、
津波被害への警戒度は非常に高いと
言えます。

参考リンク:
JAMSTEC ホームページ
アウターライズ地震


日本の最新警報・観測システム

日本ではアウターライズ地震に備え、
独自の津波警報システム「S-net」
海底に敷設しています。

参考リンク:
防災科学技術研究所
日本海溝海底地震津波観測網:S-net

このシステムによって、
震源が浅い地震でも高精度で津波警告を
発信できるようになりました。

また、海洋研究開発機構(JAMSTEC)、
気象庁など多くの機関が海底地震計・
変位計や人工衛星を活用し、
地震データを集める体制が整っています。​


一般生活者の防災対策

正直、個人で「アウターライズ地震」
直接予測・防止するのは不可能です。

ただし、津波への備えは可能。

避難経路・高台の位置確認、
津波警報が出た時
「早めに安全地帯・高台へ移動する」
のが最も重要です。​

さらに窓ガラス用フィルム
制震ダンパーの設置など、建物の揺れ対策
も合わせて行うと安心度が高まります。

最近ではAI・IoTを活用した
防災情報サービスも増えており、
SNSやアプリを活用して最新情報を
入手しやすくなっています。


これからどう備えるべきか

20代以上の方々は、
過去の大災害を経験し防災意識は
比較的高いはず。

ただ、アウターライズ地震のように
「揺れが弱い地震でも津波が発生しうる」
ことを改めて知っておくことが大事です。

家族や仲間と避難計画を共有し、
防災グッズや水・食料なども日頃から
備蓄しておきましょう。​

日々のニュースや自治体の防災訓練も
活用し、いざという時に素早く行動できる
よう意識していきたいですね。


まとめ

・アウターライズ地震は海溝外側で
 発生し、揺れが小さくても大津波と
 なるリスクが高いこと

・2025年秋、日本海溝外側で小地震や
 静穏化現象が観測され、一部の専門家が
 巨大地震・津波の警戒を呼びかけている 
 こと(福島沖などで観測されている)
(大地震のあとにアウターライズ地震が
 発生するケースが多く、東日本大震災
 から14年経ち発生していないことから)

・正断層型断層が多く、
 津波を引き起こしやすい特徴

・日本独自の警報システム「S-net」など
 の観測体制、また個人でできる
 津波への備えの重要性

「揺れが弱いから安全」とは限りません。

最新情報に注意しながら、
日常生活の中でも防災意識を
アップデートしていきましょう。

​バックの中に、あるという「安心」を。

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