北海道・三陸沖「後発地震注意情報」発表中:16日午前0時まで|見直したい地震・津波への備え

防災豆知識

本記事は広告を含みます

こんにちは、SONAEAREBAです。​

大地震の可能性はゼロじゃない――
気象庁やNHKなど公式情報を踏まえて、
いま“本当にやるべきこと”を整理します。​

現在、北海道・三陸沖を対象に
「後発地震注意情報」が発表されており、
16日午前0時までを中心に、
平常時より大きな地震に注意が
必要な状況が続いています。

この情報は、
「今すぐ巨大地震が起きる」
という予告でもなければ、
「期間が過ぎれば安全」
というお墨付きでもなく、
「大地震の可能性が普段より高まって
いるので、備えや行動を見直してほしい」

というメッセージだと
自分は受け止めています。

この記事では、気象庁やNHK、
防災科研などの公式発表・解説を参考に、
「北海道・三陸沖後発地震注意情報
とは何か」
「16日午前0時までに何をしておくべきか」

「その後も続けたい防災対策」について、
分かりやすく、整理していきます。


1. 北海道・三陸沖「後発地震注意情報」とは?

まず押さえておきたいのが、
「後発地震注意情報」
新しい地震情報の仕組みであり、
日本海溝・千島海溝沿いで
マグニチュード7以上の「先発地震」
起きたときに、さらに大きな「後発地震」
の可能性が普段より高まった場合に
発表されるという点です。

対象となるエリアは北海道から
三陸沖にかけての広い範囲で、
巨大地震と津波による甚大な被害が想
定されていることから、早めの注意喚起
として位置づけられています。​

地震速報や津波注意報・警報と違って、
「今まさに地震が起きている」
という情報ではなく、
「しばらくのあいだ、いつもより
大きな地震に注意してください」

という性質の情報だと理解すると、
イメージしやすいと思います。​

だからこそ、この情報が出ている期間は、
北海道地震・三陸沖地震に関連する
ニュースや自治体からの防災情報にも、
普段より意識的に目を向けることが
大切になります。​

2. なぜ「16日午前0時まで」が重要なのか

今回の
「北海道・三陸沖後発地震注意情報」は、
先発地震の発生から一定期間、
後発地震の可能性が相対的に高いと
評価されているため、「16日午前0時まで」
を一つの目安として注意喚起が
行われています。

特に最初の1週間前後は、
プレート境界付近のひずみの変化などに
より、連動した大規模地震が起きやすい
と考えられているため、
「今さら準備しても遅い」
とあきらめるのではなく、
「今からでもできること」
を一つでも積み上げることに意味が
あると感じています。​

ただし、「16日午前0時まで注意して
いれば、その後は大地震が起きない」

という意味では決してありません。

このエリアはもともと巨大地震が
想定されている地域であり、
期間後も引き続き、北海道地震や
三陸沖地震への長期的な備えが必要だと
いう前提は変わらない点を、この記事では
繰り返し強調したいと思います。

3. 「大地震の可能性がなくなるわけではない」本当の意味

「後発地震注意情報」が出されていても、
大地震が起きる確率は
「100回に1回程度」
といった評価にとどまる一方で、
ひとたび発生すれば、甚大な津波や
広域停電など、生活を根底から揺るがす
被害が想定されています。

つまり、「発生確率は低いが、
起きたときの影響が極めて大きいリスク」

にどう向き合うかが、この情報の
本質的な問いかけなのだと感じています。​

そして、
注意情報の期間が終わったとしても、
「大地震の可能性がゼロになる
わけではない」
という
現実は変わりません。​

だからこそ、自分は
「今は特に意識して備えを見直す時間」
「期間後は、少しペースを落としつつも、
防災習慣として続けていく時間」

ととらえ、地震対策・津波対策を
“イベント”ではなく“ライフスタイル”
として取り入れることを意識しています。

参考リンク:
気象庁ホームページ
​「北海道・三陸沖後発地震注意情報」
について

4. 今すぐ見直したい地震・津波への備えチェックリスト

ここからは、16日午前までに
特に見直しておきたいポイントを、
チェックリスト形式で整理します。

  • 家具の固定とレイアウトの見直し
    タンスや本棚、冷蔵庫、テレビなどの
    大型家具・家電が倒れてこないよう、
    L字金具や突っ張り棒、耐震マットで
    固定します。​
    寝室や子ども部屋、玄関付近には、
    倒れた家具で出口がふさがれない
    よう、レイアウトそのものを
    見直すことも重要です。
  • 避難経路・避難場所の確認
    (特に津波想定エリア)

    海沿いの地域では、
    「津波警報が出たら、どの高台や
    避難ビルに、どのルートで、
    何分で到達できるか」
    を、
    地図だけでなく実際に歩いて
    確かめておくと、いざというときの
    行動スピードが変わります。​
    内陸部でも、近くの公園や学校、
    指定避難所など、夜間・悪天候でも
    移動できる現実的なルート
    イメージしておきたいところです。
  • 家族との連絡方法と集合場所
    携帯電話やSNSに頼り切らず、
    「災害用伝言ダイヤル」
    「災害用伝言板サービス」などを
    家族全員で一度使ってみて、
    操作に慣れておくと安心です。​
    自宅が使えない場合に集まる場所
    (親戚宅、公園、職場近くなど)も、
    複数パターン決めておくと、
    北海道地震や三陸沖地震のような
    広域災害でも合流しやすくなります。

    参考リンク:
    NTT東日本ホームページ
    災害用伝言ダイヤル(171)​
  • 備蓄と防災グッズの中身チェック
    水は1人1日3リットルを目安に、
    最低3日分、できれば1週間分
    確保しておきたいところです。​
    レトルト食品や缶詰、栄養補助食品、
    常備薬、モバイルバッテリー、
    懐中電灯、簡易トイレ、カイロや
    ブランケットなど、冬の北海道・
    東北で現実的に必要なものを
    リストアップし、不足分を早めに
    補充しておきましょう。​

5. 公式情報をどう追うか:デマに惑わされないために

不安が高まると、
SNS上では「〇日〇時に大地震が来る」
「専門家が極秘情報をリークした」
といった、根拠のない投稿が一気に
拡散されがちです。

自分は、こうした情報に
振り回されないために、
「地震情報は、まず気象庁・NHK・
防災科研・内閣府防災・自治体の公式発表
を見る」
とルールを決めています。​

特に、気象庁の公式サイトでは、
「北海道・三陸沖後発地震注意情報」
の解説ページや、地震・津波の最新情報が
整理されており、NHKはテレビ・ラジオ・
ネットを通じて、分かりやすい解説を
提供してくれています。​

まず公式情報で事実を押さえ、
そのうえで専門家の解説記事や自治体の
防災情報をチェックするという順番に
することで、デマに時間と心を奪われに
くくなります。​

6. 16日以降も続けたい“じわっと効く”防災習慣

「後発地震注意情報」の期間は
一つの山場ですが、
その後も北海道地震・三陸沖地震の
リスクは続きます。

だからこそ、16日以降も、
次のような“じわっと効く”防災習慣を、
自分のペースで続けていきたい
ところです。

  • 月に一度、備蓄の賞味期限と
    バッテリー残量をチェックする
  • 季節の変わり目ごとに、
    ハザードマップと避難ルートを見直す
  • 家族やパートナーと、
    年に数回「もしものときどうする?」
    を話す機会をつくる

こうした小さな積み重ねが、
「大地震はどこの地域で暮らしていても
可能性がなくなるわけではない」

という現実と付き合いながらも、
必要以上に恐れすぎず、日常を守るための
土台になっていくと信じています。​

バックの中に、あるという「安心」を。

通信障害時に役立つワイドFMラジオ付き

「空間にマスクする感覚」
地方自治体避難所開設用パーテーション