大雪の原因にもなるラニーニャ現象ってなに?SONAEAREBAが分かりやすく解説!

自然災害を考える

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こんにちは!SONAEAREBAです。

今回は大雪の原因にもなる
ラニーニャ現象ってなに?をテーマに
分かりやすく、やさしく解説した
記事にしていきます。

最近、ニュースでよく耳にする
「ラニーニャ現象」。

この現象が日本の冬の天候に大きな影響を
与えるって知っていましたか?

特に2024年の冬は、
ラニーニャ現象の影響で厳しい寒さや
大雪が予想されているんです。

でも、
「ラニーニャ現象って何?」
「どうして大雪につながるの?」
という疑問を持っている方も
多いのではないでしょうか。

そこで今回は、
ラニーニャ現象について
詳しく解説していきます。

ラニーニャ現象とは?

ラニーニャ現象とは、
太平洋赤道域の日付変更線付近から
南米沿岸にかけて海面水温が
平年よりも低くなり、その状態が
1年程度続く現象のことです。

出典:日本気象協会 tenki.jp

この現象が発生すると、
日本だけでなく世界中で異常な天候に
なりやすくなると考えられています。

特に日本では、
「夏はより暑く、冬はより寒く」という
極端な天候になりやすいことが特徴です。

ラニーニャ現象はどうして起こるの?

ラニーニャ現象が起こる仕組みは、
次のようになっています:

出典:日本気象協会 tenki.jp
  1. 赤道付近で吹いている
    貿易風が例年よりも強くなる
  2. 強い貿易風により、
    海面付近の温かい海水が太平洋赤道域の
    西部(インドネシア付近)に移動する
  3. 太平洋赤道域の東部では
    冷たい海水が湧き上がり海面水温が
    低下する

この現象は、「南方振動(ENSO)」
と呼ばれる現象に関連していると
言われています。

南方振動とは、熱帯の太平洋西部と
太平洋東部の間の海面気圧が数年ごとに
シーソーのように変動することです。

ラニーニャ現象が日本の気候に与える影響

出典:気象庁・日本の天候に影響を及ぼすメカニズム

ラニーニャ現象が発生すると、
日本の気候にどのような影響が
あるのでしょうか?

主な影響は以下の通りです:

  1. 冬の西高東低の気圧配置が強まる
  2. 寒気が南下して気温が低くなる
  3. 大雪になる傾向がある

特に、西日本ほど平年よりも
寒くなりやすい特徴があります。

2024年冬の予想:ラニーニャ現象の影響で厳しい寒さに

気象庁の発表によると、
2024年の冬(2024年12月~2025年2月)は、
ラニーニャ現象の影響で西日本と東日本を
中心に冬型の気圧配置が強まり、
寒気の影響を受けやすい時期が
ある見込みです。

具体的には以下のような予想がされています:

  • 気温:
    全国的に平年並みだが、
    西日本と東日本では平年より
    低くなることもある
  • 降水量:
    太平洋側では平年並みか
    平年より少ない
  • 降雪量:
    東日本と北日本の日本海側(山陰含む)
    では平年並みか平年より多い

過去のラニーニャ現象時の大雪の事例

ラニーニャ現象が発生していた
2020年~2021年の冬では、
記録的な大雪が観測されました。

具体的には:

  • 2020年12月15日~16日:
    群馬県の藤原(みなかみ町)や
    新潟県の湯沢で24時間降雪量が
    100センチを超える
  • 2021年1月7日~11日:
    北陸を中心に記録的なドカ雪。
    24時間降雪量、48時間降雪量、
    72時間降雪量などの記録更新が相次ぐ

これらの大雪により、福井県や新潟県で
多数の車両の立ち往生が発生し、

北日本から西日本にかけて道路の通行止めや
鉄道の運休などの交通障害が発生しました。

ラニーニャ現象に備えて:必要なアイテムと注意点

2024年の冬は厳しい寒さが
予想されるため、以下のようなグッズを
用意しておくと安心です:

  • 除雪グッズ
    雪かき用スコップ、融雪剤など
    スノーブーツ、靴底すべり止め
  • 自動車用の雪対策グッズ
    雪用(冬用)ワイパー・解氷スプレー
    脱出用ラダー・スノーブラシ・
    ブースターケーブル(気温が下がると
    バッテリーが弱るのであると安心)

    その他、立ち往生も想定して
    スコップや軍手、懐中電灯、防寒具
    非常用食料、水、簡易トイレなど

また、急な気温低下や雪が少ない地域では、
雪予報が出ると一気に品薄状態になるので、
これらのアイテムは早めに用意して
おくことをおすすめします。

まとめ:ラニーニャ現象を知って冬に備えよう

ラニーニャ現象は、
太平洋の海水温の変化が引き起こす
気象現象です。

この現象が発生すると、
日本の冬は寒さが厳しくなり、
大雪のリスクも高まります。

2024年の冬はラニーニャ現象の影響で、
例年以上に寒さが厳しくなる
可能性があります。

特に西日本と東日本では平年より
気温が低くなることも予想されています。

私たちにできることは、
この情報をしっかりと理解し、
必要なアイテムを準備して
冬に備えることです。

寒さ対策や雪への備えをしっかりと行い、
安全で快適な冬を過ごしましょう。

気象情報に注意を払い、
自分の住む地域の特性も考慮しながら、
適切な対策を取ることが大切です。

ラニーニャ現象を知ることで、
より賢く冬を乗り切ることができるはずです。

皆さんも、この冬はラニーニャ現象を
意識しながら、寒さ対策や雪への備えを
行ってみてはいかがでしょうか?