「まさか」をなくす。豪雪地帯以外でも必須の大雪防災ガイド

自然災害を考える

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こんにちは!SONAEAREBAです。

大雪は「豪雪地帯だけの話」ではなく、
ここ数年は関東や近畿など、
ふだん雪に慣れていない地域でも
交通マヒや停電が起きるリスクが
高まっています。

だからこそ、住んでいる地域を問わず
「まさか」を減らすための大雪防災は
必須だと強く感じています。​

大雪リスクを知る

大雪になると、交通の途絶停電断水
屋根の破損車両の立ち往生転倒
除雪中の事故など、生活のあらゆる
部分に影響が出ます。

特に、普段は雪が少ない地域では
道路や家屋が雪仕様になっておらず、
少しの積雪でも大きな混乱につながること
が分かっています。​

事前準備チェックリスト(家の中)

大雪予報が出てから慌てないよう、
最低限次の備えを整えておくことを
意識しています。​

  • 食料と飲料水:
    買い物に出られなくても困らない
    よう、1週間分程度を目安に備蓄
  • 代替熱源:
    停電に備えて、カセットコンロと
    ガスボンベ、石油ストーブなどを準備
  • 防寒用品:
    毛布、カイロ、厚手のカーテン、
    窓際のすきま風対策グッズ
  • 停電対策:
    モバイルバッテリー、ランタン、
    電池、予備の充電ケーブル
  • トイレ・衛生:
    簡易トイレ、ウエットティッシュ、
    ポリ袋など

自治体も、停電や交通途絶に備えて食料
・水・燃料の事前準備を呼びかけており、
自宅の備えを今一度見直すことが
重要だと感じます。​

家の外と建物の対策

屋根やカーポート、
駐車スペースまわりは、積雪や落雪で
思わぬ事故につながるポイントです。​

  • 屋根の耐雪確認:
    古い家や簡易なカーポートは、
    積雪荷重に耐えられるか
    事前にチェック
  • 落雪対策:
    落雪防止ネットなどで、隣家や歩道に
    雪が落ちないようにする対策が
    推奨されています
  • 除雪動線の確保:
    玄関から道路までのルート、
    車までのルートをイメージして
    除雪しやすい配置を考える
  • 除雪道具:
    スコップやスノーダンプなどの
    除雪用具を、家族がすぐ手に取れる
    場所にまとめておく

雪国では、屋根からの落雪や除雪作業中の
転落事故が毎年のように発生しており、
命綱やヘルメットの着用、複数人での作業
が勧められています。

豪雪地帯以外でも、屋根や高所の
雪下ろしは無理をしないのが大原則です。

外出・通勤のチェックリスト

道路や鉄道がマヒすると、帰宅困難や
車中泊のリスクが一気に高まります。
そのため、大雪が予想されるときは
次の点を必ずチェックしています。​

  • 新の気象情報・交通情報:
    気象庁や道路会社、自治体の情報で、
    予防的通行止めや運休情報を確認する
  • 不要不急の外出を控える:
    国の機関や自治体も、大雪時は
    外出自粛を強く呼びかけています
  • 公共交通の運休リスク:
    大規模な遅延・運休の可能性が
    あるため、在宅勤務やオンライン対応
    に切り替えられないか検討する
  • 帰宅困難に備えた携行品:
    携帯バッテリー、飲み物、軽食、
    カイロ、雨具や折りたたみスパイク
    などを常時バッグに入れておく

高速道路会社は、車両滞留を防ぐために
予防的な通行止めを実施し、
事前に広報する方針を強化していますが、
それに合わせて私たちも行動を変えること
が求められています。​

車の大雪対策チェックリスト

車での外出は、
大雪時には命に関わるリスクを伴います。
それでも運転せざるを得ないときは、
次の準備を徹底しています。​

  • 冬タイヤ・チェーン:
    早めのスタッドレスタイヤ装着と、
    チェーンの準備・装着練習
  • 車載グッズ:
    スコップ、毛布、防寒着、長靴、
    手袋、携帯トイレ、飲み物・食料
  • 燃料:
    渋滞や立ち往生に備えて、こまめな
    給油で半分以下にならないようにする
  • 視界確保:
    ワイパーやライトの雪をこまめに落と
    し、ホワイトアウト時は無理をせず
    安全な場所へ停車する

各種安全情報では、
車両のスタック防止や長時間の
立ち往生回避のため、早めのタイヤ交換と
不要不急の車利用自粛が強く呼びかけられ
ていることを意識したいところです。​

除雪作業の安全ルール

大雪のあとに増えるのが、
除雪中の事故です。

自分自身の身を守るために、
次のポイントを心得として持っています。​

  • 一人で無理をしない:
    可能な限り複数人で作業し、
    声かけをしながら進める
  • 高所作業の回避
    屋根に上る必要がある場合は、
    命綱・ヘルメットを使用し、
    はしごをしっかり固定する
  • こまめな休憩:
    作業開始直後と疲れたころに事故が
    多いとされるため、
    短時間で区切って休む
  • 除雪機の安全操作:
    エンジン停止後に詰まりを取り除く
    など、基本ルールを徹底する

雪国では、人口減少と高齢化の影響で
除雪負担が増し、それに伴う事故が
社会課題になっているとの指摘もあり、
地域で支え合う視点も欠かせません。​

情報収集と「まさか」を減らす習慣

大雪の被害を小さくするカギは、
「雪が降ってから動く」のではなく、
「予報が出た段階で動く」
習慣づけだと感じています。​

  • 気象庁や自治体、防災情報アプリを
    日頃からチェックする
  • 大雪の3日前から、
    外出や物流の計画を見直す
  • 家族や職場で、大雪時の連絡手段や
    集合場所を共有しておく

国や自治体、道路会社も、
大雪の数日前から行動変容をうながす
メッセージやCM、ネット広告などを
通じて注意喚起を強化しています。

その情報を「見るだけ」で終わらせず、
自分の行動計画に落とし込むことで、
「まさか、ここまでになるとは」
という事態を少しでも減らしていきたいと
思います。​