【異常震域】三重南東沖M5.0地震で関東・東北が強く揺れた理由 2025年12月23日18時45分速報

自然災害を考える

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こんにちは!SONAEAREBAです。

2025年12月23日18時45分ごろ、
三重県南東沖を震源とする
マグニチュード5.0・深さ約330km
の地震が発生し、栃木県で最大震度2、
東京・埼玉・千葉・茨城・宮城など
広い範囲で揺れが観測されました。

この揺れ方は
「異常震域(いじょうしんいき)」
と呼ばれる現象の典型例で、
震源の真上よりも遠く離れた
関東・東北側で揺れが大きくなる
タイプの深発地震です。​

今回の地震のポイント

  • 発生日時:
    2025年12月23日18時45分ごろ。​
  • 震源:
    三重県南東沖、
    深さ約330kmの深発地震。
  • 規模:
    マグニチュード5.0、
    最大震度2(栃木県南部)。​
  • 揺れた範囲:
    宮城県南部〜関東一帯(福島・茨城・
    群馬・埼玉・千葉・東京など)
    で震度1〜2を観測。​
  • 津波:
    この地震による津波の心配はないと
    発表されています。​

「異常震域」とは何か

異常震域とは、震源付近よりも
離れた地域の方が強く揺れる、
通常とは異なる震度分布になる現象
を指します。

一般的な地震では震源に近いほど揺れが
強く、同心円状に弱くなっていきますが、
異常震域ではそのパターンが崩れ、
震源から何百キロも離れた場所で
震度2〜3が出る一方、震源直上は揺れが
弱い(あるいはほとんど感じない)こと
があります。​

なぜ異常震域が起きるのか

  • 今回のように震源の深さが
    数百キロに及ぶ「深発地震」の場合、
    揺れは地下深くの海洋プレート内部
    や、その境界を遠くまで伝わります。
  • 太平洋プレートが
    日本列島の下に沈み込んでいるため、
    三重県南東沖で発生した深い地震の
    波が、プレートの構造を通じて
    関東〜東北側に効率よく伝わり、
    結果として栃木や首都圏など、
    震源から数百キロ離れた地域で
    揺れが強く出ることがあります。​

このように、異常震域は
「地震として異常」なのではなく、
「揺れの分布が通常と違って見える」現象
という意味で「異常」と呼ばれています。​

大地震との関係・危険性

  • 異常震域そのものは、
    南海トラフ巨大地震などの
    「直結した前兆」
    というわけではなく、
    深い場所で起こるタイプの地震で
    よく見られる揺れ方です。​
  • とはいえ、関東・東北など
    広い範囲で同時に揺れるため、
    高層階での長周期の揺れや、
    鉄道の一時停止、エレベーター停止
    など、生活への影響が出ることが
    あります。​

「異常震域だから特別危ない」
というより、
「震源が遠くても揺れることがある」
と理解し、どこにいても地震動に備える
意識が大切です。​

注意点と防災アクション

異常震域は前兆ではなく自然現象ですが、
遠くても揺れる教訓です。

高層階では長周期揺れに注意し、
エレベーター避難を控えましょう。

  • スマホの緊急地震速報をオンに
  • 家具固定と感震ブレーカーを確認
    (火災防止に効果大)
  • 帰宅支援パック(水・防寒具)を準備

また、異常震域とは別の地震ですが、
陸地から離れた場所で大地震が発生した
場合は、大きな揺れを感じなくても、
大きな津波が発生することがあります。

揺れだけではなく、津波の備えとして
NHKニュース・防災Yahoo!防災速報
などの通知を常にONにしておくことで、
すばやく早く気付くことができます

SONAEAREBAとして、
こうした情報を日常に活かしましょう。
次回の揺れに備え、今日一つ行動を!

バックの中に、あるという「安心」を。

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