長周期地震動を知ろう!高層ビルの揺れと防災対策

自然災害を考える

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こんにちは!SONAEAREBAです。
今回は「長周期地震動」について、
皆さんに分かりやすく解説していきます。

地震大国日本に住む私たちにとって、
地震に関する知識は非常に重要です。

特に近年注目されている
長周期地震動について、
しっかり理解しておきましょう。

長周期地震動とは?

長周期地震動とは、大きな地震で発生する、
ゆっくりとした大きな揺れのことを指します。

通常の地震では、ガタガタと小刻みに揺れる
短い周期の揺れが主ですが、長周期地震動は
船に乗っているような大きくゆっくりとした
揺れが特徴です。

長周期地震動の特徴

  1. 周期が長い:
    揺れが1往復するのにかかる時間が長い
    (約1秒から10数秒程度)
  2. 遠くまで伝わりやすい:
    震源から数百km離れた場所でも
    大きく揺れることがある
  3. 高層ビルに影響大:
    特に高層階で大きな揺れを引き起こす

なぜ長周期地震動が注目されているの?

長周期地震動が
注目されるようになったきっかけは、
2003年の十勝沖地震です。

この地震では、震源から遠く離れた
北海道苫小牧市の石油コンビナートで、
石油タンク内の石油が共振によって
大きく揺れ動き、火災が発生しました。

また、2011年の東日本大震災では、
東京・新宿の超高層ビルが10数分間に
わたって大きく揺れたことでも
話題となりました。

長周期地震動と高層ビルの関係

高層ビルは長周期地震動と
「共振」しやすい特徴があります。

これは、高層ビルが持つ
固有の揺れやすい周期(固有周期)と、
長周期地震動の周期が一致することで
起こります。

共振すると、
高層ビルは以下のような影響を
受ける可能性があります:

  1. 長時間にわたって大きく揺れ続ける
  2. 家具や棚が移動・転倒する
  3. エレベーターに障害が発生する

長周期地震動階級について

気象庁では、長周期地震動の大きさを
表す指標として「長周期地震動階級」
導入しています。

これは、高層ビル内での人の行動の困難さや、
家具・什器の移動・転倒などの被害の程度
から、4つの段階に区分したものです。

出典:鹿児島地方気象台 長周期地震動階級関連解説表

長周期地震動への備え

長周期地震動に備えるためには、
以下のような対策が効果的です:

  1. 家具の固定:
    特に高層階では重要です
  2. 避難経路の確認:
    揺れが長時間続く可能性を
    考慮しましょう
  3. 非常用品の準備:
    水、食料、懐中電灯などを
    用意しておきましょう
  4. 情報収集手段の確保:
    携帯ラジオなどを用意しておくと
    良いでしょう

最新の取り組み

気象庁では、
2023年2月から新たに長周期地震動の
階級が3以上を予想した地域に
緊急地震速報を発表しています。

これにより、高層ビルでの被害の可能性を
いち早く知ることができるようになりました。

また、一部の携帯電話事業者では、
緊急地震速報や津波警報、災害・避難情報
などを対象エリアにいる人に配信する
「緊急速報メール」サービスを
提供しています。

まとめ

長周期地震動は、
特に高層ビルに大きな影響を与える
可能性がある地震の揺れです。

日本に住む私たちにとって、
この知識は非常に重要です。

自分の住んでいる・働いている建物の
特性を知り、適切な対策を取ることで、
被害を最小限に抑えることができます。

地震大国日本。
私たちにできることは、
正しい知識を持ち、
適切な備えをすることです。

長周期地震動についての理解を深め、
自分や大切な人の命を守る準備を
していきましょう。

次回のブログでは、
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をお届けします。お楽しみに!