SNSとAI時代の災害情報格差―私たちが今できること

防災豆知識

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こんにちは!SONAEAREBAです。

今回は
「災害時に『情報格差』が生む問題」
というテーマで、自身の体験や知見、
さらには最新の防災DX動向を交えつつ、
この記事をお届けします。​


「情報格差」とは何か―災害現場で感じた現実

災害が発生したその瞬間、
ネットやテレビ、ラジオ、SNS…
多様な手段で大量の情報が流れ始めます。

しかし、どんなに便利な時代になっても
「情報」にたどり着けない人や、
逆に情報が多すぎて“間違った情報”
信じてしまった人が身近にいるのです。

特に若い世代は情報収集をSNSに頼る
が多くなり、フェイクニュースに​触れる
可能性が年配者よりも高くなっています。


SNS・AIが拡げる「情報化」の光と影

2020年代、
災害時の情報源としてSNS
生成AIの存在感が急拡大しています。

特にZ世代の約半数が「X(旧Twitter)」
をメインの情報源とする一方、
高齢者世代はその7分の1程度と、
世代をまたいだデジタルデバイドが鮮明。

しかも2025年の調査では、
若者の6割近くが
「フェイクニュース被害」
に遭ったというデータもあり、
情報の偏りや誤情報拡散という
新たな課題が切実化しています。​

SNSや生成AIを活用した
防災情報が便利になる反面、
信頼度はわずか37.7%

多くの人が
「リテラシー教育の強化」
「複数ソースで裏を取る重要性」
実感しているのが現状です。​


「情報弱者」をどう守るか―現場からの提言

情報格差の主な“弱者”は、
やはり高齢者・障がい者・外国人など、
災害情報へのアクセスや言語理解に
困難を抱える方々です。

最近は自治体が「やさしい日本語」
多言語対応のアプリ、AIスピーカーなど
の導入を進めていますが、
依然として避難指示や経路把握の
難しさが課題となっています。

地域ごとに「防災DX」
デジタル連携プラットフォームを使った
情報共有の取り組みが生まれており、
デジタル庁も民間連携による新しい
防災システムの整備を急いでいます。

参考リンク:
デジタル庁ニュース
​デジタル庁が取り組む「防災DX」 
~デジタルの力で、一人ひとりに
的確な災害支援を~


災害時の“正しい情報”とは何か―私の行動ルール

大規模災害が発生した時、
まず「公式の防災アプリ」
「自治体・政府のSNS」を確認すること。

災害情報には古い情報やデマも多いので、
「複数メディアを横断して状況を比較・
確認」「公式防災機関や信頼できる
ボランティア、専門家からの発信を優先」

という基本ルールを決めています。

また、家族や周囲とも
「情報共有の習慣化」を徹底しています。​


最先端の「防災DX」と未来への備え

2025年現在、
デジタル庁が推進する防災DX施策では、
避難所の運営・避難者管理の効率化や
マイナンバーカード連携、防災情報の
官民連携プラットフォーム構築など、
“一人ひとりが取り残されない情報化”
を目指した動きが進んでいます。

特に能登半島地震を機に、
位置情報や健康状態のデジタル把握、
外国人や高齢者にも分かりやすい多言語・
ピクトグラムによる情報伝達など、
“情報格差ゼロ”社会へ
本格的にシフトしつつあります。​


結論:“情報で生き残る”時代、備えの新常識

災害時の「情報格差」という課題の
本質は、単なるデジタル機器の
有無だけでなく、
“正しい情報を選び抜き、
確実に伝え合う力”
を一人ひとりが
育てていくことにあります。

AIやSNSの進化とともに
リスクも高度化していますが、
「リテラシーの向上」
「多様な伝達手段の確保」を両輪に、
いつ誰が情報弱者になるか分からない
現実を自覚し続ける、それが本当の
“災害への備え”なのだと感じています。​


今後もSONAEAREBAでは、
防災×デジタルをキーワードにした
最新情報や実践ノウハウを
発信していきます!

バックの中に、あるという「安心」を。

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