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こんにちは、SONAEAREBAです。
今回は
「古地図から読み解く
液状化現象の危険性」
についてお話しします。
私は防災の仕事をしていて、
土地の記憶をたどることが、
今の危険を見抜く大きな手がかりになる
と感じています。
古地図を広げると、今では
高層ビルや住宅街になっている場所が、
かつては海、湿地、川、入り江
だったことがあります。
こうした場所は、盛土や埋立によって
街がつくられてきたため、強い地震で
地下水を含んだ砂地がゆるみ、
液状化が起こりやすくなります。
大阪市も、液状化は
地下水で飽和した砂層が強い揺れで
粒子のかみ合わせを失い、
地表に水と砂があふれ出す現象だと
説明しています。
私はこのテーマで古地図を見るたびに、
「地形は消えても記憶は残る」
と感じます。
たとえば江戸期の東京の切絵図を見ると、
今の都心部の一部に水路や低地の痕跡が
見えてきます。
現在の都市景観だけでは分からない
危険も、昔の地図を重ねると急に輪郭を
持ちはじめます。
危険な場所
液状化リスクが高まりやすいのは、
一般に埋立地、旧河道、低地、湿地、
砂質地盤の多い場所です。
東京湾岸のような埋立地、
大阪湾周辺の低地、
名古屋の沖積平野などは、
都市の便利さと引き換えに
地盤条件への注意が必要です。
参考リンク:
東京都建設局 ホームページ
東京の液状化予測図 令和7年度改訂版
大阪市では、南海トラフ地震などを
想定した液状化予測図を公表し、
詳細図は防災情報マップで確認できると
案内しています。
しかも、250mメッシュの平均値である
こと、地盤改良を考慮していないこと、
低リスクでも発生しない保証にはならない
ことまで明記しています。
これは、
地図を「答え」ではなく「判断材料」
として使う姿勢だといえます。
参考リンク:
大阪市 ホームページ
災害想定(震度分布・液状化予測・
津波浸水想定)について
名古屋市も、
南海トラフ地震の被害想定をもとに
液状化の可能性を示した
地震ハザードマップを公開しています。
名古屋のような大都市でも、
土地の成り立ちを知らないまま住むと
見えないリスクを見落としやすくなります
参考リンク:
名古屋市 ホームページ
地震ハザードマップ
古地図の見方
古地図を見るときは、
川筋、海岸線、旧街道、沼地、田んぼの
位置を確認します。
今の地名
「〜洲」「〜浜」「〜沼」「〜島」
を含むなら、地形のヒントが残っている
場合があります。
私は、古地図を“ロマン”として
眺めるだけでなく、“リスクの履歴書”
として読むことをおすすめします。
たとえば、埋立や干拓で
拡張したエリアは、見た目が新しくても
地盤は若いままです。
反対に、台地の上は
相対的に安定しやすい傾向があります。
ただし、これはあくまで傾向であり、
最終判断は自治体の液状化マップや
地盤情報で確認するのが基本です。
参考リンク:
国土地理院 ホームページ
街の移り変わりを知る
どう備えるか
まずは自治体の液状化マップ、
地震ハザードマップ、地図情報サイト
を確認してください。
東京では最新の液状化予測図が
公開されており、
大阪では「マップナビおおさか」
で詳細を見られます。
地図を見たら、家の周辺だけでなく、
通勤路、避難所、病院、断水時の
生活動線まで確認すると実践的です。
次に、住まいの土地が気になる人は、
古地図と現在のハザードマップを
重ねてみてください。
過去に川や海だった場所、
低湿地だった場所が分かると、
リスクの説明が一気に腑に落ちます。
知ることで過度に怖がらず、
必要な備えに集中できます。
まとめ
古地図は、
ただの昔の絵ではありません。
今の街に埋もれた地盤の履歴を読み解く、
強力な防災ツールです。
都心部やウォーターフロントに
住む人ほど、「便利な場所」ほど
地盤を確認する習慣が大切です。
液状化は、
防げない自然現象ではありますが、
知ることと備えることはできます。
私は、土地の歴史を知ることが、
これからの都市防災の第一歩だと
考えています。
参考リンク:
ハザードマップポータルサイト
「空間にマスクする感覚」地方自治体避難所開設用パーテーション
バックの中に、あるという「安心」を。
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