こんにちは。SONAEAREBAです。
「富士山がもし大噴火したら、
関東はどうなるのか」。
この問いは、
遠い未来の空想ではありません。
内閣府は2025年3月の
首都圏広域降灰対策ガイドラインで、
富士山の宝永規模噴火をモデルに、
首都圏に大量の火山灰が広がる前提で
対策を整理しています 。
東京都も2023年12月に
大規模噴火降灰対応指針をまとめ、
都市機能をどう守るかを
具体化し始めました 。
参考リンク:
東京都防災ホームページ
「大規模噴火降灰対応指針」
富士山は「休んでいる」だけです
富士山は1707年の宝永噴火以来、
約300年間静かな状態が続いていますが、
これは「安全」を意味しません。
内閣府の資料では、富士山は
我が国の111ある活火山の一つで、
過去約5600年間に約180回の噴火が
確認されているとされています 。
火山は沈黙が長いほど安心、
というわけではなく、むしろ備えを
先送りしやすいのが厄介です。
私が注目しているのは、噴火そのもの
よりも「降灰の広がり」です。
2026年1月には、
富士山噴火時の火山灰被害を調べる
国内初の実証実験が行われ、
建物への影響をより現実的に把握しよう
とする動きも進んでいます 。
つまり、議論は「起こるか」から
「起こったとき、どこまで止まるか」
に移っています。
関東で何が起きる?
関東で最も現実的に想定されるのは、
溶岩流ではなく火山灰です。
内閣府のガイドラインでは、
富士山の宝永規模噴火をモデルにした
ケースで、神奈川県と東京都を中心に
降灰が広がる可能性が示され、
ケースによっては首都圏の交通や
ライフラインに大きな影響が及ぶと
整理されています 。
東京都の指針でも、
都内での大量降灰は交通網の混乱や停電、
都市機能の麻痺に直結するとされています
特に深刻なのは、
火山灰が「少し積もるだけ」で
連鎖的な障害を起こすことです。
内閣府資料では、
微量の降灰でも鉄道が止まり、
降雨時3cmで二輪駆動車が通行困難
になり、30cm以上では木造家屋が倒壊
するおそれがあると整理されています 。
つまり、富士山噴火の脅威は
静岡県や山梨県の「山の近くだけの話」
ではなく、「関東地方を含む広範囲」で、
通勤・物流・電力・水道・通信といった
日常の基盤を一気に揺らす点にあります
国と東京都はどう備えている?
国は2025年3月、
首都圏広域降灰対策ガイドライン
を公表し、基本方針として
「できる限り降灰域内に留まって
自宅等で生活を継続する」
考え方を示しました 。
これは、富士山噴火の広域降灰では
一斉に大移動するより、できるかぎり
まずは在宅避難でしのぎ、道路啓開や
物資供給、ライフライン復旧を優先する
現実的な戦略だからです 。
東京都も、優先的に除灰すべき道路や
重要拠点を定め、道路啓開、火山灰処理、
物資供給、情報発信を具体化しています 。
たとえば、浄水場や水再生センターなど、
普段は火山対策の「主役」に見えない施設
まで、降灰時の重要拠点として扱う点は
非常に示唆的です 。
災害は「派手な被害」だけではなく、
「止まったら困る機能」から守る
必要がある、という発想です。
私たちはどう備える?
ここで大切なのは、
恐れることではなく、
順番を決めることです。
内閣府は、首都圏では降灰時も
自宅等で生活を継続することを基本とし、
そのために十分な備蓄とライフライン維持
を優先する考えを示しています 。
私なら、まず次の3つをおすすめします。
- 食料と水を、少なくとも1週間分意識
して備える。内閣府は、降灰対策では
可能なら地震対策の推奨を上回る
備蓄が望ましいとしています 。 - 防塵マスク、ゴーグル、手袋を
用意する。東京都も、降灰時の清掃や
屋外作業に必要な備えとして、
これらを挙げています 。 - 車に頼りすぎない生活導線を
確認する。国は、降灰時に不要不急の
外出や車両利用を控えるよう
呼びかける体制を求めています 。
備蓄というと「缶詰を積むこと」だけに
見えますが、実際には「社会が止まった
とき、家で数日〜1週間をどう回すか」
の設計です。
そこまで考えると、
防災は一気に現実味を帯びます。
参考リンク:
内閣府防災情報
富士山ハザードマップについて
https://www.bousai.go.jp/kaigirep/
chuobou/5/pdf/siryou5-1.pdf
静岡県(令和3年3月改定)
富士山ハザードマップ
https://www.pref.shizuoka.jp/bosaikinkyu/
sonae/kazanfunka/fujisankazan/1030190.html
山梨県(令和3年3月改定)
富士山ハザードマップ
https://www.pref.yamanashi.jp/
kazan/hazardmap.html
関東在住なら、今すぐ確認したいこと
関東、特に東京・神奈川・埼玉・千葉
では、富士山噴火の影響を
「自分の街に降る灰」として考える
必要があります 。
東京都は、降灰時の情報を
多様な媒体で届ける方針を示し、
やさしい日本語や多言語対応も
重視しています 。
そのため、いま確認しておきたいのは
次の3点です。
- 自宅周辺のハザードマップや
降灰可能性を確認すること。 - 家族で「在宅避難を継続するのか、
早い時期に安全な場所避難するのか」
を話し合っておくこと。 - 会社や学校が止まったときの連絡
手段、代替手段を決めておくこと。
特に通勤圏の長い関東では、
「帰れない」より「動けない」
が先に来る可能性があります。
だからこそ、災害時の判断を
“その場の気合い”に任せない準備が
必要です。
参考リンク:
内閣府防災情報のページ
富士山の大規模噴火と広域降灰への対策
いま必要なのは、冷静な現実感です
富士山大噴火は、起きるかどうかを
言い切る話ではありません。
けれども、国も東京都も、すでに
大量降灰を前提に交通、電力、物資、
避難、情報発信を具体化しています 。
これは、想像ではなく準備の段階に
入っているということです。
私は、富士山の話をするときほど
「不安を煽る」より「行動を決める」
ことが大切だと思います。
灰は山から来ますが、
備えは今日から始められます。
南海トラフ地震と富士山噴火は、
連動して発生する可能性が
十分考えられる自然災害です。
「空間にマスクする感覚」地方自治体避難所開設用パーテーション
バックの中に、あるという「安心」を。
通信障害時に役立つワイドFMラジオ付き






















