こんにちは!SONAEAREBAです。
政府の地震調査委員会から、
見逃せない発表がありました。
政府の地震調査委員会は4月、
三陸沖で発生した地震のあと、
震源周辺で断層がゆっくりと動き、
ひずみエネルギーを解放する
「ゆっくりすべり」が加速していること
が確認されたと発表しました。
そして、この一文が最も重要です。
「ゆっくりすべり」は
東日本大震災の前にも発生していて、
さらに加速した場合、
マグニチュード7や8以上の地震が周辺で
発生する可能性があるとしています。
東日本大震災の前にも、
同じ現象が起きていた。
この事実を、
今日はしっかりお伝えしたいと思います。
「ゆっくりすべり」とは何か
「ゆっくりすべり」とは、
専門用語では
「スロースリップ」
と呼ばれる現象です。
まず、仕組みを整理します。
通常の地震は、プレートの境界面が
一気に「ズレる」ことで起きます。
その急激なズレが、
強烈な揺れと津波を引き起こします。
一方、スロースリップは違います。
通常の地震に対し、
プレート同士の境界が跳ね上がらず
ゆっくり動いてエネルギーを
放出する現象があります。
これは「スロースリップ」と
呼ばれており、揺れは発生していますが、
私たちが気付くような大きさでは
ありません。
つまり「スロースリップ」とは:
・プレートがゆっくりじわじわと
ズレていく現象
・私たちには揺れとして感じられない
・でも地下では確実に何かが動いている
これだけ聞くと
「揺れないなら大丈夫では?」
と思うかもしれません。
でも、そこが落とし穴です。
スロースリップが多発すると、
大規模な地震が発生する可能性が
高まります。
スロースリップは、
地震活動が継続的に起こっていることを
示す現象であり、地震発生の前兆
となることがあります。
特に、スロースリップが起こる場所が、
既に強い応力がかかっている断層帯で
ある場合、大規模な地震の発生リスク
が高まります。
「じわじわ動く」ことが、
「一気に解放される大地震」
につながる可能性があるのです。
東日本大震災の前にも、同じことが起きていた
ここが今日最も重要な話です。
2011年の東日本大震災の前にも
スロースリップが観測されていました。
現在はこのスロースリップを検出し、
巨大地震の前兆を見つけるための研究が
進められています。
東日本大震災(M9.0)。
死者・行方不明者約22,000人。
日本観測史上最大の地震。
その前に、同じ「ゆっくりすべり」
が三陸沖で確認されていました。
そして今、また同じ海域で
「ゆっくりすべり」が加速しています。
これは「次に必ず大地震が来る」という
意味ではありません。
でも「同じ現象が繰り返されている」
という事実は、
重く受け止める必要があります。
参考リンク:
yahooニュース
地震調査委「大地震に注意」
東日本大震災前にも確認された現象
三陸沖で「ゆっくりすべり」が加速
「加速」という言葉の重さ
地震調査委員会の発表で、
特に注目すべき言葉があります。
「加速している」という表現です。
スロースリップはある程度、
常に起きています。
でも今回の発表は
「加速している」と言いました。
プレート境界で発生する
スロースリップには、
短期的スロースリップと
長期的スロースリップがあります。
短期的スロースリップは、
およそ数日間かけて発生する現象で、
スロースリップが発生しているときには、
深部低周波地震活動が活発になると
言われています。
「加速」は、
プレート境界の緊張状態が
高まっていることを示します。
エネルギーの蓄積速度が
上がっているということです。
それが急激なズレ——
つまり大地震——
として解放される可能性が、
平常時より高まっているのです。
三陸沖の現状を時系列で整理する
4月20日のM7.7以降、
この海域がどう動いてきたかを
振り返ります。
・2025年11月9日:
三陸沖 M6.9
・2025年12月8日:
青森県東方沖 M7.5
→ 後発地震注意情報(1回目)
・2026年4月20日:
三陸沖 M7.7
→ 後発地震注意情報(2回目)
・2026年4月下旬:
地震調査委が
「ゆっくりすべり」加速を発表
・2026年4月27日:
北海道十勝 M6.2・震度5強
・2026年5月5日:
三陸沖 M5.2・震度3
・2026年5月14日:
岩手県内陸北部 M5.0・震度4
今回の地震活動は、
十勝沖地震(1968年、M7.9)の
震源域南端付近、
三陸はるか沖地震(1994年、M7.6)の
震源域の南側に隣接する領域で
発生しており、この地域は繰り返し
大地震が起きてきた場所です。
歴史が繰り返されています。
そして今また、「ゆっくりすべり」が
加速しているという新たな情報が
加わりました。
「割れ残り」という概念
専門家がよく使う言葉に
「割れ残り」があります。
大地震が起きると、
そのエネルギーは震源域全体で
一気に解放されるわけではありません。
「ズレた部分」と
「まだズレていない部分(割れ残り)」
が生じます。
今回と昨年の地震の中間に
「三陸はるか沖地震」の震源域があり、
専門家が巨大地震への警戒を
呼びかけています。
つまり、4月20日のM7.7でも、
まだ「割れていない部分」が残っている
可能性があるということです。
そこに「ゆっくりすべり」が
加速しているという情報が重なります。
これが、地震調査委が
「大地震に注意」
と呼びかけている根拠です。
参考リンク:
NHKホームページ
先月の三陸沖地震後も微動活発に
地震調査委「備えを万全に」
「注意」と「警戒」の違いを正しく理解する
ここで大切なことをお伝えします。
「大地震に注意」という発表は、
「大地震が来る」という
予知ではありません。
「北海道・三陸沖後発地震注意情報」
は後発地震の発生時期や場所・規模を
確度高く予測する情報ではなく、
ましてや発生を予知する情報でも
ありません。
大規模地震の発生可能性が平常時より
相対的に高まっていると言っても、
後発地震が発生しない場合の方が
多いこと、
その一方、防災対応を呼びかける
1週間が経過した後も大規模地震が
発生する可能性があることなど、
極めて不確実性が高い情報です。
整理すると、こういうことです。
・大地震が「必ず来る」とは言っていない
・でも「平常時より可能性が高い状態」
が続いている
・「ゆっくりすべり」が加速している
という新情報が加わった
・東日本大震災前にも同じ現象があった
だから「注意」なのです。
「怖いから無視する」でも
「絶対来るから逃げる」でもなく、
「備えを整えた上で普通の生活を続ける」
が正しい対応です。
「ゆっくりすべり」時代に私たちがすべきこと
では、
具体的に何をすればいいのでしょうか。
① 「いつ来てもいい状態」を作る
「ゆっくりすべり」が
加速しているということは、
今この瞬間も地下でプレートが
動いているということです。
「来週から準備しよう」では
遅いかもしれません。
今日確認してほしいこと:
・非常持ち出し袋は玄関近くにあるか
・家族の連絡手段は決まっているか
・避難場所を全員が知っているか
② 在宅避難の備えを「今週中に」点検する
大地震が来たとき、
在宅避難ができる状態になっていますか?
このシリーズで紹介してきた備えを、
今日一度点検してください。
水・食料:
7日分ありますか?
👉 【在宅避難②水・食料編】
トイレ:
携帯トイレ35回分×家族人数ありますか?
👉 【在宅避難③トイレ編】
電気:
ポータブル電源・ランタン・ラジオは
ありますか?
👉 【在宅避難④電気・停電編】
③ 「津波」への備えを再確認する
三陸沖のプレート境界地震は、
津波を引き起こします。
4月20日のM7.7でも、
実際に津波が観測されました。
沿岸部・海に近い河川沿いに
お住まいの方は特に確認してください。
・ハザードマップで
津波浸水エリアを確認する
・避難場所・避難ルートを確認する
・「揺れを感じたら即避難」
を家族で共有する
👉 国土交通省
ハザードマップポータルサイト(公式)
https://disaportal.gsi.go.jp/
④ 情報収集手段を整える
大地震発生後、
スマホが繋がりにくくなる可能性が
あります。
今日から準備してほしいこと:
・防災速報アプリの通知をONにする
・手回し充電ラジオを充電した状態で
保管する(ポケットラジオをバックに)
・旅行や観光、出張などで訪れる先の
避難場所などを手帳にメモしておく
SONAEAREBAからのメッセージ
「ゆっくりすべり」が加速している。
東日本大震災の前にも、
同じ現象があった。
この事実を知った上で、どう行動するか。
「怖いから考えたくない」
という気持ち、わかります。
でも
「知っている人」と「知らない人」
では、いざというときの行動が
全然違います。
「この情報の発表がないまま、
突発的に巨大地震が発生することも
あるため、日頃から地震への備えを
行っておくことが大切です」
と気象庁は呼びかけています。
「注意情報が出てから備える」
では遅いのです。
今この瞬間が、
備えるべきタイミングです。
SONAEAREBAはこれからも、
「知る防災」を発信し続けます。
最後まで読んでいただき、
ありがとうございました。
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「気づき」になるかもしれません。































