「藤原の効果」で進路予報が難しくなっている。台風7号・8号、今日26日から明日27日が日本縦断の本番。

自然災害を考える
ページに広告が含まれる場合があります。


こんにちは!SONAEAREBAです。

そして、今日改めて確認すると、
見過ごせない重要な現象が起きています。

「藤原の効果」です。


沖縄の南の台風7号と、
マリアナ諸島近海の台風8号、
そして日本列島に横たわる梅雨前線

——令和8年(2026年)6月24日は、
九州から小笠原諸島にかけて梅雨前線が停滞し、
九州南部では線状降水帯が発生するなどで、
所により大雨が降りました。


「藤原の効果」とは何か


台風が複数あるときは、
お互いに影響しあって複雑な動きをします。

「藤原の効果」と呼ばれている現象で、
台風がおおよそ1000キロメートル付近まで
接近すると発生します。

台風が複数あるときは、
戦前に中央気象台長(現在の気象庁長官)
だった藤原咲平博士が発見した
「藤原の効果」などで進路予報が難しくなり、
進路予報の精度が落ちるとも言われています。

出典:Yahoo!ニュース エキスパート・饒村曜
https://news.yahoo.co.jp/expert/articles/
96c926377ee68da87c93f3f7032c4e2d55df13e6


簡単に言うと、2つの台風が近づくと、
それぞれの渦が互いの大気の流れに影響を与え合い、
単独の台風よりも進路の予測が難しくなる現象です。

戦前に発見された、100年近い歴史を持つ現象です。


すでに予報が一日単位で変わっている


今回、その不確実性が実際に表れています。


台風8号の進路予報は、
日毎に大きく変わっています。

台風が発生した23日は、
北上して小笠原諸島付近まで北上した後、
偏西風に乗って足早に日本の東海上に
去るというものでした。

24日の午前には、北上して日本の南海上に達し、
そこから東日本に接近するというものに
変わっています。

24日午後の予報では、日本の南海上に達し、
そこで熱帯低気圧に変わるとなっています。

たった1日半の間に、
台風8号の進路予想が3回変わっています。

これが「藤原の効果」による予報の不確実性です。

「2〜3日前の進路予想」を見て安心するのは危険
だということが、この事例からよくわかります。


台風8号の進路変化も、7号との相互作用


台風8号の進路予報も、台風7号の前面を
北上して東日本接近に変わっています。


台風8号単独であれば日本の遠くを通過する
はずだった進路が、台風7号との相互作用によって
「7号の前面を進む」方向に変わってきている、
という分析です。


今日26日・明日27日の最新進路


台風第7号は、26日6時現在、
久米島の北約100kmにあって、
北北東へ毎時20kmで進んでいます。

中心気圧は985hPa、
中心付近の最大風速は30m/sです。

この台風は、
26日18時には奄美市の西南西約80kmに達し、
27日6時には種子島の東約140kmに進む見込みです。

その後、台風は温帯低気圧に変わり、
28日3時には関東の東に達するでしょう。

出典:tenki.jp
「台風7号(2026年) / 最新位置・進路予想」
https://tenki.jp/bousai/typhoon/2607/


つまり、
今日26日(金)は沖縄本島・奄美が最も警戒すべき日
で、明日27日(土)に九州・四国・近畿、
そして27日のうち〜28日にかけて東海・関東へ進む
という見込みです。

前回お伝えした内容と方向性は同じですが、
1日後ろにずれていますので、改めて確認してください。


「2つの台風+梅雨前線」という危険な組み合わせ


非常に強い勢力に発達した台風7号が沖縄接近
——6月に沖縄・奄美接近は平均で0.6個だが
今年は2個目。


平年の半分にも届かない「0.6個」のところ、
今年はすでに2個目です。

さらに、台風だけでなく台風発生数全体も異常です。


台風8号は、
6月23日にマリアナ諸島で発生しました。
平年の6月末までの発生数は4.2個ですので、
平年の約2倍のペースでの発生です。


これは「台風の出現頻度」だけでなく、
「梅雨前線との位置関係」も重要な要素です。


全国的に梅雨となっているときの2つの台風接近です。
九州ではすでに記録的な雨となっていますが、
2つの台風接近により、広い範囲で、
さらなる大雨に警戒が必要です。


このシリーズで繰り返しお伝えしてきた
「台風+前線」の組み合わせが、
今回は「2つの台風+前線」という、
さらに複雑な形になっています。


今すぐやるべきこと


① 進路予想を「数日前のもの」で安心しない


藤原の効果により、
台風8号の進路予想は1日半で3回変わりました。

3〜4日先の予想図を見て「自分の地域には来ない」
と判断するのは危険です。

直近24時間以内に発表された最新情報を、
繰り返し確認してください。


気象庁「台風情報」
https://www.jma.go.jp/bosai/typhoon/

気象庁「キキクル(危険度分布)」
https://www.jma.go.jp/bosai/risk/


② 沖縄・奄美:今日26日が最大警戒日


非常持ち出し袋・水・食料・ポータブル電源の確認を、
今日中に完了してください。


③ 九州・四国・近畿:明日27日に向けて準備する


すでに記録的な雨が降っている地域もあります。

ハザードマップで土砂災害・浸水リスク
を確認してください。

https://disaportal.gsi.go.jp/


④ 東海・関東:台風8号の動きを継続して確認する


台風8号の進路は、
台風7号との相互作用で変化し続けています。

「来ないと思っていたのに接近する」
可能性も十分あるため、
油断せず最新情報を追ってください。


SONAEAREBAからのメッセージ


2つの台風が引き合い、
押し合いながら進路を変えていく「藤原の効果」。

100年近く前に発見された現象が、
今、台風7号・8号で実際に起きています。


予報が日々変わるからこそ、
「数日前に見た進路予想」のまま
行動するのは危険です。

今日26日は沖縄・奄美、明日27日は九州から関東まで、
最新情報を見ながら判断してください。


最後まで読んでいただき、ありがとうございました。

九州・沖縄・近畿・関東にお住まいの家族・友人に、
この記事をすぐシェアしてください。



「空間にマスクする感覚」地方自治体避難所開設用パーテーション