【気象解説】南岸低気圧とは?大雪の原因と最新予報を徹底解説!

防災豆知識

この記事は広告を使用しています

こんにちは!SONAEAREBAです。

今回は
「そもそも、南岸低気圧ってなに?」
をテーマに解説した記事にしていきます。

最近、天気予報で「南岸低気圧」
という言葉をよく耳にしますよね。

特に冬から春にかけて、
この言葉が頻繁に登場します。

でも、実際のところ
南岸低気圧って何なのか、
どんな影響があるのか
詳しく知っている人は意外と
少ないのではないでしょうか?

今回は、
この南岸低気圧について
詳しく解説していきます。

天気予報をより深く
理解できるようになりますよ!

南岸低気圧とは?

南岸低気圧とは、その名の通り、
日本の本州南岸を東に進んでいく
低気圧のことを指します。

主に秋から春にかけて発生し、
特に1月から4月にかけて
よく見られる気象現象です。

この低気圧は、
四国沖や東海沖、東シナ海などで発生し、
日本の南岸を沿うように東北東の方向に
進んでいきます。

進路上の東側に温暖前線
西〜南側に寒冷前線が形成され、
それぞれ低気圧の周りを反時計回り
回転していくのが特徴です。

南岸低気圧の影響

南岸低気圧が接近すると、
日本列島の太平洋側を中心
大きな影響を及ぼします。

主な影響として
以下のようなものがあります:

  1. 大雪や大雨
    太平洋側の地域に大雪や大雨を
    もたらすことが多いです。
  2. 寒気の流入
    日本海低気圧が暖気を運ぶのとは
    対照的に、南岸低気圧は日本に
    寒気を運ぶことが多いです。
  3. 関東の大雪
    特に東京を含む関東平野における
    大雪のほとんどは、
    この南岸低気圧によるものだと
    言われています。

なぜ南岸低気圧で雪が降るの?

南岸低気圧自体は
雨を降らせる性質を持っていますが、
低気圧が引き込む「寒気」によって、
雨が雪に変わって降ってくることが
多いのが特徴です。

関東で雨になるか雪になるかを
左右するのは「気温」です。

一般的に、気温が6℃を下回ると、
湿度との関係で雪になる可能性が出てきます。

南岸低気圧の予報の難しさ

南岸低気圧による天候の予報は、
気象予報士にとっても
非常に難しいものとされています。

その理由はいくつかあります:

  1. コースの微妙な違い
    低気圧の進路がわずかに変わるだけで、
    降水の種類や量が大きく変わる
    可能性があります。
  2. 発達度合いの予測
    低気圧がどの程度発達するかによって、
    影響の大きさが変わります。
  3. 気温の予測
    わずか1℃の気温の違いで、
    雨になるか雪になるかが変わって
    しまいます。
  4. 湿った空気の流れ込み
    湿った空気がどの程度流れ込むかに
    よっても、降水量や種類が変わります。

これらの要因が複雑に絡み合うため、
南岸低気圧の予報は「予報官泣かせ」
な気象現象と言われているのです。

最近の南岸低気圧の動向

2025年1月31日現在、
気象庁の予報によると、
2月1日(土)から2日(日)にかけて
南岸低気圧が通過する見込みです。

この低気圧の影響で、
西日本や東日本の太平洋側を中心
雨や雪が降ると予想されています。

特に注目すべきは、
2月2日(日)の関東地方の天気です。

東京都心を含む広い範囲で雪が降る
可能性があり、内陸部では積雪となる
可能性もあります。

ただし、平野部では日中に雨に
変わる所が多くなる
見込みです。

南岸低気圧への備え

南岸低気圧の接近が予想される場合、
以下のような点に注意しましょう:

  1. 最新の気象情報をチェック
    南岸低気圧の予報は変わりやすいので、
    こまめに最新情報を確認することが
    大切です。
  2. 交通機関への影響を考慮
    大雪の場合、交通機関に大きな影響が
    出る可能性があります。
  3. 防寒対策
    寒気が入ってくるので、
    十分な防寒対策を心がけましょう。
  4. 積雪への備え
    特に雪に慣れていない地域では、
    積雪に備えて必要な物資を準備して
    おくと良いでしょう。

まとめ

南岸低気圧は、
日本の冬から春にかけての天候を
大きく左右する重要な気象現象です。

その予報は難しいものの、
私たちの日常生活に大きな影響を
与える可能性があります。

最新の気象情報に注意を払いつつ、
必要な備えをしておくことが大切です。


天気予報で「南岸低気圧」
という言葉を聞いたら、
この記事を思い出してみてくださいね。

皆さんも、これからの季節、
南岸低気圧の動きに注目してみては
いかがでしょうか?


天気予報がより身近に、
そして興味深いものになるはずです。

それでは、
また次回の記事でお会いしましょう!
SONAEAREBAでした。