こんにちは!SONAEAREBAです。
6月26日午後10時29分。
夜遅い時間帯に、
緊急地震速報が鳴りました。
6月26日午後10時29分頃、
山梨県東部・富士五湖を震源とする
マグニチュード5.6の地震が発生し、
山梨県で最大震度6弱を観測しました。
震源の深さは約20km。
この地震による津波の心配はありません。
出典:ウェザーニュース
「山梨県東部・富士五湖でM5.6の地震
富士河口湖町で震度6弱」
https://weathernews.jp/news/
202606/262229quake/
富士河口湖町では
「ドーンと突き上げるような縦揺れがあったあと、
横揺れが数秒続いた」と報告されています。
出典:NHKニュース
「山梨で震度6弱 地震発生時 各地の揺れの様子」
https://news.web.nhk/newsweb/na/
na-k10015162011000
山梨県で震度6弱以上の揺れを観測するのは
1924年以来、実に102年ぶりのことです。
この地震が起きた翌朝から、
SONAEAREBAへのアクセスが急増しています。
特に「富士山噴火」「南海トラフとの関係」に関する
記事へのアクセスが目立ちます。
今日は読者の皆さんが最も知りたいことに、
専門家の見解と科学的データで正面から答えます。
まず「南海トラフ地震との関連」——専門家の答え
元気象庁職員で緊急地震速報の開発に携わった
愛知工業大学の横田崇教授は、
南海トラフ地震との関連について
「南海トラフ地震の震源域の外のため、
直接の関連は極めて低い」と話しています。
出典:yahooニュース・メ〜テレ
「山梨県で最大震度6弱の地震 南海トラフ・
富士山噴火との関連は専門家に聞く」
https://news.yahoo.co.jp/articles/
35744b1169684925a6cfb2ca3957198ad1753b70
「極めて低い」。
これが現時点での専門家による評価です。
今回の震源地・山梨県東部から
神奈川県西部にかけての地域は、
南海トラフの震源域とは地理的に離れています。
気象庁もこの地震について
「南海トラフ地震関連情報」を発表しておらず、
後発地震注意情報の評価も行っていません。
「南海トラフとの関連を心配している」
という方への答えは
——今回の地震との直接の関連は極めて低い、
というのが専門家・公式機関の一致した見解です。
次に「富士山噴火との関連」——専門家の答え
「富士山噴火」との関連について横田教授は
「富士山が前回噴火した宝永噴火(1707年)以降、
今回の震源付近では大きな地震が何度も起きて
いますが、いずれも富士山の噴火との関連は
認められなかった。今回の地震も火山性の地震では
なく、富士山の火山活動との関連は低いとみられる」
と話しています。
気象庁火山監視課も
「地震前後で富士山の観測データに特段の変化はない。
富士山と震源は離れているため、火山活動との関連は
ないとみられる」としています。
そして横田教授が示した
非常に重要な歴史的事実があります。
宝永噴火(1707年)以降、今回の震源付近では
大きな地震が何度も起きていますが、
いずれも富士山の噴火との関連は認められなかった。
つまり、この地域で地震が起きても噴火しなかった
事例が過去に繰り返されているということです。
このシリーズで6月29日の記事でお伝えした
「富士山はウソをつく山」—前兆が観測されたから
といって必ず噴火するわけではない
—という研究者の評価と、完全に一致します。
この地域の「本当の素顔」——繰り返し揺れてきた地域
今回の地震の背景を正しく理解するために、
この地域の地震活動の歴史を確認しておきましょう。
横田教授によると
「震源周辺の山梨県東部から神奈川県西部にかけては、
地震活動が活発な地域として知られていて、
過去に何度も大きな地震が発生した地域です」
「最近では1923年をはじめ、1970年代から90年代
にかけても何度も大きな地震が起きています」
とのことです。
(出典:メ〜テレ)
1923年——
これは「関東大震災」(大正関東地震)です。
M7.9、死者・行方不明者約10万5,000人という
日本史上最大の都市型震災でした。
その後も1970〜90年代にかけて、
同じエリアで繰り返し大きな地震が起きてきた。
今回の震度6弱は、この地域が本来持っている
活発な地震活動の延長線上にあります。
「富士山の麓で地震が起きた」
という事実に引っ張られるより、
「この地域はもともと地震が多い場所だ」
という正確な理解の方が、
防災判断においてはるかに重要です。
気象庁の公式発表——今後1週間の注意事項
気象庁は今後の見通しについて、
明確な注意事項を発表しています。
過去の事例では、
大地震発生後に同程度の地震が発生した割合は
1〜2割あることから、揺れの強かった地域では、
地震発生から1週間程度、最大震度6弱程度の
地震に注意してください。特に今後2〜3日程度は、
規模の大きな地震が発生することが多くあります。
出典:気象庁
「令和8年6月26日22時29分頃の
山梨県東部・富士五湖の地震について」
https://www.jma.go.jp/jma/press/2606/27a/
202606270040.html
ここが最も重要な点です。
「南海トラフとの関連は低い」
「富士山噴火との関連は低い」
—これは安心できる情報です。
一方で
「今後1週間、最大震度6弱程度の地震に注意」
「特に2〜3日は規模の大きな地震が多い」
—これは気象庁が明確に警告している事実です。
高市早苗首相も
「引き続き、同程度の地震の発生に
注意をしてください」
と呼びかけました。
出典:首相官邸
「山梨県東部・富士五湖を震源とする地震
についての会見」
https://www.kantei.go.jp/jp/105/statement/
2026/0626kaiken.html
「南海トラフでも富士山でもない」という安心と、
「今後も続く可能性のある揺れ」への警戒
—この両方を正確に持つことが大切です。
「300年以上噴火していない富士山」——どう考えるか
このテーマについて、
純粋な事実として整理しておきます。
富士山の最後の噴火は1707年の宝永大噴火です。
2026年現在、319年が経過しています。
富士山の噴火間隔は十数年から350年程度とされており、
300年以上の沈黙は歴史的に見て珍しい方に入ります。
ただしこれは「そろそろ噴火する」という
根拠にはなりません。
火山活動に「そろそろ」という予定表はないからです。
重要なのは
「噴火の時期は予測できない」
という現実と向き合いながら、
「噴火したときに対応できる備えを今から進める」
という姿勢です。
現在の富士山の状況について、気象庁は
「火山活動に特段の変化はなく、静穏に経過しており、
噴火の兆候は認められません。
噴火警戒レベル1(活火山であることに留意)」
を維持しています。
気象庁「富士山の火山観測データ」
https://www.data.jma.go.jp/vois/data/obs/
kansoku/open-data.php?id=314
この1ヶ月で日本列島に起きたことを改めて整理する
このシリーズを読んでくださっている方は、
この1ヶ月間で日本列島がどれほど揺れ続けてきたかを
知っています。
4月20日:三陸沖 M7.7・後発地震注意情報
5月2日 :奈良県 M5.7・震度5強(74年ぶり)
5月15日:宮城県沖 M6.4・震度5弱
5月20日:沖縄本島近海 M5.9・震度5強
6月3日 :大阪府北部 M3.7(2018年と同震源域)
6月16日:茨城県南部 M5.5・震度5弱
6月25日:岩手県沖 M6.9・青森県で震度6強
6月26日:山梨県東部・富士五湖 M5.6・震度6弱
北は三陸沖から、南は沖縄まで。
太平洋側も日本海側も。
日本列島のあちこちで、
大小様々な地震が続いています。
これは「異常なのか、普通なのか」という問いに対し
て、このシリーズで一貫してお答えしてきた通りです。
M6クラスの地震は年間平均134回・
2〜3日に1回が地球の通常運転です。
日本はそのうち約1割を占める地震大国です。
「次はどこか」という不安は自然な感情です。
でもその不安を「どこに備えているか」に変換すること
が、SONAEAREBAが目指していることです。
今すぐやるべきこと
① 今後1週間の余震に備える(山梨・神奈川・静岡の方)
気象庁が
「1週間程度、最大震度6弱程度の地震に注意」
と明言しています。
・枕元にヘッドライト・スニーカーを置く
・家具の転倒防止グッズを確認する
・非常持ち出し袋が玄関近くにあるか確認する
② 富士山・南海トラフの公式観測データを定期確認する習慣をつける
「不安だからSNSを検索する」ではなく、
「公式機関のデータを直接見る」習慣が
防災リテラシーの基本です。
気象庁「富士山の火山観測データ」
https://www.data.jma.go.jp/vois/data/obs/
kansoku/open-data.php?id=314
気象庁「南海トラフ地震関連情報」
https://www.jma.go.jp/bosai/nteq/
③ 在宅避難の備えを総点検する
南海トラフでも富士山でもなくても、
今回の地震は「いつでも起きる」という現実を
改めて示してくれました。
在宅避難シリーズ総まとめ
SONAEAREBAからのメッセージ
「南海トラフとの関連は?」「富士山は噴火するのか?」
これは今回の地震が起きた後、
多くの方が感じた疑問だと思います。
専門家の答えはシンプルです。
「南海トラフとの直接の関連は極めて低い」
「富士山の火山活動との関連は低いとみられる」
でも同時に、気象庁は
「今後1週間、最大震度6弱程度の地震に注意」
と呼びかけています。
安心できる部分は安心する。
警戒すべき部分は警戒する。
この両方を正確に持つことが、
パニックにも油断にもならない、
最もバランスのとれた防災の姿勢です。
「富士山が300年以上噴火していない」
という事実は本当です。
でもそれは「そろそろ噴火する根拠」でも
「もう噴火しない根拠」でもありません。
今日できることは、公式観測データを
定期的に確認する習慣をつけることと、
地震・噴火・台風にも対応できる
在宅避難の備えを整えることです。
SONAEAREBAはこれからも、
公式情報に基づいた「知る防災」を発信し続けます。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
この記事を、
不安を感じている家族・友人にシェアしてください。


































