こんにちは!SONAEAREBAです。
十勝岳は、2026年9月12日に、
道内で初めて噴火警戒レベル3(入山規制)になりました。
火口から概ね3kmの範囲は、立ち入り規制です。
噴火の時期を示す情報ではありませんが、
最新の発表を確認して行動することが大切です。
(2026年10月7日時点。
出典:気象庁・札幌管区気象台)
10月10日からの3連休は、紅葉の行楽シーズンです。
美瑛・富良野方面へのご旅行や、
登山を予定している方も、
多いのではないでしょうか。
この記事では、「噴火警戒レベル3」の意味と、
行楽・登山の前に確認したいことを、整理しました。
不安をあおるためではなく、
「何を確認すればいいか」
が分かるようにまとめています。
※十勝岳の状況は変わることがあります。
最新の発表は、
気象庁の十勝岳のページでご確認ください。
十勝岳で、何が起きている?
これまでの経過
2026年の十勝岳は、次のように推移しています。
| 日付 | できごと | 出典 |
|---|---|---|
| 3月以降 | 山体付近のやや深部で、膨張を示す地殻変動が継続 | 気象庁 |
| 4月以降 | 火山ガス(二酸化硫黄)の放出量が増加 | 気象庁 |
| 6月18日 | 噴火警戒レベル2(火口周辺規制)に引き上げ。62-2火口から概ね1.5kmが規制範囲 | 気象庁 |
| 7月22日 | 62-2火口で小規模な噴火。噴煙は火口上200mまで上昇。2004年以来の噴火。レベル2を維持 | ウェザーニュース |
| 8月6日 | 62-2火口で小規模な噴火。噴煙は火口上300mまで上昇。レベル2を維持 | ウェザーニュース |
| 8月17日以降 | 山体付近を震源とする、振幅の大きな火山性地震が増加 | 気象庁 |
| 9月12日 | 噴火警戒レベル3(入山規制)に引き上げ。道内初 | 気象庁・北海道新聞 |
| 10月5日 | 解説情報で、レベル3を継続 | 気象庁 |
9月12日の引き上げは、
8月17日からの30日以内に、
最大振幅2マイクロメートル以上の火山性地震が、
計5回になったことが理由です。
マイクロメートルは、1ミリの1000分の1の長さです。
気象庁は、この回数を、
レベル3の判定基準のひとつにしています。
出典:気象庁
「十勝岳の噴火警戒レベルの引き上げについて」
2026年9月12日
https://www.jma.go.jp/jma/press/2609/
12a/tokachidake_20260912.pdf
出典:北海道新聞
「十勝岳、噴火警戒レベル3に引き上げ」
2026年9月12日
https://www.hokkaido-np.co.jp/article/1369770/
現在の状況
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 現在のレベル | 噴火警戒レベル3(入山規制)。火口周辺警報が継続中 |
| 規制の範囲 | 火口から概ね3kmの範囲 |
| 警戒すること | 大きな噴石に警戒。風下側では火山灰や小さな噴石にも注意 |
| 対象の市町 | 富良野市、美瑛町、上富良野町、南富良野町、新得町 |
| 最新の発表 | 10月5日16時の解説情報。レベル3を継続 |
気象庁は、10月5日の解説情報で、
「火口から概ね3kmの範囲に影響を及ぼす
噴火の可能性が高まっています」
としています。
熱活動が高まった状態も、続いているとのことです。
出典:気象庁
「火山の状況に関する解説情報 第29号」
2026年10月5日16時
https://www.data.jma.go.jp/vois/data/report/
volinfo/VK20261005160000_108.html
噴火警戒レベル3とは?
噴火警戒レベルとは、
火山活動の状況に応じて、
「警戒が必要な範囲」と「とるべき防災対応」を、
5段階に分けて示したものです。
レベル3は「入山規制」の段階です。
登山禁止や入山規制など、
危険な地域への立ち入りが規制されます。
| レベル | 名称 | 対象範囲 | 住民等の行動 |
|---|---|---|---|
| 5 | 避難 | 居住地域 | 危険な居住地域からの避難等が必要 |
| 4 | 高齢者等避難 | 居住地域 | 警戒が必要な居住地域での、高齢者等の要配慮者の避難、住民の避難の準備等が必要 |
| 3 | 入山規制 | 火口周辺 | 登山禁止や入山規制等、危険な地域への立入規制。住民は通常の生活。状況に応じて要配慮者の避難準備等 |
| 2 | 火口周辺規制 | 火口周辺 | 火口周辺への立入規制等 |
| 1 | 活火山であることに留意 | 火口内等 | 状況に応じて火口内への立入規制等 |
ポイントは、レベル3は
「火口周辺」の規制の段階だということです。
居住地域からの避難が必要になるのは、
レベル4(高齢者等避難)とレベル5(避難)です。
出典:ウェザーニュース
「噴火警戒レベル」気象庁「噴火警戒レベル」の資料
https://weathernews.jp/s/gensai/handbook/
page5-1.html
「道内初」とは、どういうこと?
2007年に噴火警戒レベルが導入されて以来、
北海道内の火山で、レベル3が適用されるのは、
今回が初めてです。
出典:北海道新聞
「十勝岳、噴火警戒レベル3に引き上げ」
2026年9月12日
https://www.hokkaido-np.co.jp/article/1369770/
「道内初」という言葉に、
驚いた方もいるかもしれません。
ただ、レベル3は
「火口周辺への立ち入りを規制する段階」です。
まずは、どこが規制されているかを、
落ち着いて確認しましょう。
どこまで立ち入れない?
規制の範囲は、
62-2火口から、概ね3kmの範囲です。
対象となる自治体は、
富良野市、美瑛町、上富良野町、
南富良野町、新得町です。
出典:気象庁
「十勝岳 噴火警報(火口周辺)」2026年9月12日9時30分
https://www.data.jma.go.jp/vois/data/report/
volinfo/VJ20260912093000_108.html
道路の通行止めや、施設の営業状況は、
状況によって変わります。
たとえば9月12日には、
道道十勝岳温泉美瑛線の、
5.6kmの区間が通行止めになりました。
一部の宿泊施設では、
休館や予約の取り消しもありました。
出典:北海道新聞 2026年9月12日・9月15日
https://www.hokkaido-np.co.jp/article/1370898/
最新の状況は、
美瑛町や上富良野町などの、
自治体の発表で確認してください。
行楽・登山で、気をつけることは?
「行ってはいけない」ということではありません。
大切なのは、規制の範囲に入らないことと、
最新の発表を確認することです。
① 規制の範囲に入らない
火口から概ね3kmの範囲は、立ち入り規制です。
大きな噴石は、火口から離れた場所まで
飛ぶことがあるため、
この範囲では、特に警戒が必要とされています。
✅ 規制範囲の地図を、事前に確認する
✅ 立入禁止の表示や、係員の指示には、必ず従う
✅ 登山は、コースが規制範囲に
含まれていないか確認する
② 出発前と当日の朝に、最新の発表を確認する
火山の状況は、変わることがあります。
気象庁の解説情報は、定期的に発表されています。
| 確認したいこと | 確認先 |
|---|---|
| 噴火警戒レベルと、火山の状況 | 気象庁・札幌管区気象台 |
| 道路の通行止め、避難の情報 | 美瑛町、上富良野町などの自治体 |
| 宿泊・施設の営業状況 | 各施設、地元の観光協会 |
③ 風下では、火山灰や小さな噴石に注意
噴火したときは、風下側に、火山灰や小さな噴石が、
風に流されて降るおそれがあります。
規制範囲の外でも、
風向きによって影響が出ることがあります。
✅ 天気予報とあわせて、風向きも確認する
✅ マスクやゴーグルを、持っておくと安心
噴火したら、どうなる?
十勝岳では、2026年7月22日と8月6日に、
小規模な噴火がありました。
どちらも、レベル2のまま、
規制範囲は変わりませんでした。
気象庁が、レベル3で警戒を呼びかけているのは、
次の点です。
- 火口から概ね3kmの範囲:大きな噴石
- 風下側:火山灰、小さな噴石
積雪期は、融雪型火山泥流にも備えが必要
十勝岳は、雪の多い時期の噴火で、
融雪型火山泥流が起きやすい火山です。
1926年(大正15年)には、
泥流で144人が亡くなっています。
今回のレベル3を受けて、
旭川開発建設部などは、9月14日から、
監視カメラやセンサーの新設、
砂防ダム周辺の改良工事に着手しました。
冬の話は、まだ先のことです。
ただ、地元では、積雪の前の備えが進んでいます。
出典:気象庁 旭川地方気象台「十勝岳の火山泥流」
https://www.data.jma.go.jp/asahikawa/
shosai/kazan/taisholahar100.html
出典:北海道新聞
「美瑛・上富良野で積雪期の泥流対策へ」
2026年9月14日
https://www.hokkaido-np.co.jp/article/1370545/
よくある質問(FAQ)
十勝岳に旅行しても大丈夫ですか?
レベル3の規制は、火口から概ね3kmの範囲です。
規制範囲の外にも、観光地や宿泊施設はありますが、
道路の通行止めや、施設の営業状況は、
場所によって違います。
行き先ごとに、
自治体や施設の最新の案内を確認してから、
計画を立ててください。
望岳台には行けますか?
道路の規制は、状況によって変わります。
望岳台を含め、行き先ごとに、
美瑛町・上富良野町の最新の案内で、
確認してください。
いつ噴火するのですか?
噴火の時期を示す発表は、ありません。
気象庁は、
「火口から概ね3kmの範囲に影響を及ぼす
噴火の可能性が高まっている」としています。
これは、噴火の日時を予測するものではありません。
だからこそ、規制範囲に入らないことと、
最新の発表を確認することが、大切です。
旅行・登山の前に、今すぐ始める備え
① 行き先の情報を、確認する
✅ 気象庁の十勝岳のページを、ブックマークする
✅ 行き先の自治体の発表を、前日と当日の朝に確認する
✅ 宿泊先や施設に、営業状況を確認する
② 万一に備えて、持ち物を整える
✅ マスク(火山灰対策)
✅ ゴーグルや、メガネ
✅ 懐中電灯、モバイルバッテリー、飲み物
③ 同行者と、連絡方法を決めておく
✅ はぐれたときの、集合場所と連絡方法を決める
✅ 家族に、行き先と帰る時間を、伝えておく
SONAEAREBAからのメッセージ
火山のニュースは、
「怖い」と感じやすいものです。
でも、レベル3は、
「火口の近くに、近づかないでください」
という段階です。
規制の範囲を知って、
最新の発表を確認して、
その上で、行き先を選ぶ。
それだけで、備えは、ぐっと確かなものになります。
備えあれば、大丈夫。
この記事が役に立ったら、
旅行や登山を予定している方に、
シェアしていただけるとうれしいです。





















「空間にマスクする感覚」地方自治体避難所開設用パーテーション














