こんにちは!SONAEAREBAです。
9月9日の記事で、
今年のエルニーニョ現象が
「スーパー」級である
可能性をお伝えしました。
出典:日本気象協会 tenki.jp
「エルニーニョ現象は冬にかけて続く
基準値との差が大」2026年9月9日発表
https://tenki.jp/forecaster/deskpart/
2026/09/09/40549.html
あれから約3週間、
気象庁の寒候期予報でも
今年の冬の姿が見えてきました。
出典:日本気象協会 tenki.jp
「今年の冬は暖冬予想 エルニーニョ現象続く
雪の量は少ないが備えを」2026年9月18日発表
https://tenki.jp/forecaster/tanaka_masashi
/2026/09/18/40656.html
今年の冬は、
全国的に気温が高い「暖冬」の見通しです。
ただ、ここで
立ち止まってほしいことがあります。
「暖冬」という言葉から、
冬の備えを後回しにしていませんか。
今日は、1997年に
今回と同じ規模の現象が起きたときの実例から、
「暖冬」という言葉の
落とし穴について考えてみます。
「ゴジラエルニーニョ」とは何か
まず呼び名について整理しておきます。
「ゴジラエルニーニョ」は、
2015年に海外の研究者が使い始めた愛称です。
気象庁の正式な用語ではありません。
基準になっているのは、1997年に発生した、
観測史上最大規模のエルニーニョ現象です。
つまり「ゴジラ」とは、
「1997年級の、特に強いエルニーニョ現象」
を指す通称です。
「スーパーエルニーニョ」も
同じ現象を指す別の呼び名で、
2つの言葉の意味する
現象自体は、基本的に同じものです。
今年の実況は、すでに1997年を上回っている
気象庁の監視速報によると、
2026年8月のエルニーニョ監視海域の海面水温は、
基準値との差が+3.4℃でした。
出典:ウェザーニュース
「エルニーニョ現象が強化され過去最大の偏差に迫る」
https://weathernews.jp/news/202609/090131/
これは1949年以降、
8月としては最も高い数値です。
これまで最高だった1997年8月の+3.0℃を、
0.4℃上回っています。
そして冬にかけて現象が続く確率は、
100%と発表されています。
最も強まる時期には、過去最大だった
1997年12月の+3.6℃に匹敵する規模になる見込みです。
1997-98年の冬、実際に何が起きたか
記録的なエルニーニョだった1997-98年の冬は、
山地でも積雪が少なく、各地のスキー場で
オープン延期が相次ぎました。
市街地では、ほとんど雪が見られない年も
ありました。
「エルニーニョの冬は雪が少ない」という
イメージの元になった冬といえます。
ただし、ここで注意が必要です。
「強いエルニーニョ=暖冬」
と単純には言い切れません。
たとえば1982-83年は、
強いエルニーニョ現象が発生しましたが、
東日本・西日本では冬の気温が平年を下回りました。
1997-98年の冬も、地域によって差がありました。
今年の冬についても、
気象庁は「全国的に気温が高い」とした上で、
地域や時期によって差が出る可能性を示しています。
12月まで、台風は発生しうるのか
まさに今日、10月1日の
午前3時、マリアナ諸島で
台風27号「チョーイワン」が発生しました。
出典:日本気象協会 tenki.jp
「台風27号『チョーイワン』が発生 今後の進路に注意」
https://tenki.jp/forecaster/deskpart/
2026/10/01/40812.html
発達しながら北上し、10月5日には
「強い」勢力で小笠原近海に達する見込みで、
進路によっては日本への影響も懸念されています。
台風シーズンのピークは8月から10月ですが、
「台風シーズンは終わった」と
思うのはまだ早いです。
SONAEAREBAでは2025年11月の記事で、
最も遅い台風上陸の記録が11月30日であることを
お伝えしました。
出典:SONAEAREBA
「台風26号発生!2025年11月、
最も遅い台風上陸は11月30日―最新情報と備え」
さらに気象庁の統計を見ても、
12月に台風が発生する年は、決して珍しくありません。
頻度としては夏から秋に比べて大きく減りますが、
ゼロではないという事実は覚えておいてください。
では、今年のような強いエルニーニョの年は、
台風にどう影響するのでしょうか。
専門家の分析によると、
エルニーニョの年は年間の台風発生数が
平年よりやや少なくなる傾向がある一方で、
個々の台風はより発達しやすくなる可能性が
指摘されています。
「暖冬だから、もう台風の心配はいらない」
とは言い切れない、ということです。
冬支度を進めながらも、
台風情報はもうしばらくチェックしておきましょう。
よくある質問(FAQ)
Q. 暖冬なのに、なぜ大雪の心配をするのですか?
全体として気温が高い年でも、
寒気が一時的に南下したタイミングでは、
局地的に大雪になることがあります。
とくに日本海側は、
海面水温が高いほど雪雲が発達しやすいため、
「暖冬だから雪は降らない」とは言い切れません。
Q. エルニーニョ現象とは、そもそも何ですか?
南米ペルー沖を中心とした
太平洋赤道域の海面水温が、
平年より高くなった状態が1年程度続く現象です。
日本の気候にも影響を与えることが知られており、
気象庁が毎月、監視速報として状況を発表しています。
Q. 今年の冬は、灯油やガス代が安くなりますか?
暖冬の年は、
暖房の使用量が減る傾向にありますが、
これは地域やその年の実際の気温によって変わります。
節約を期待して暖房器具の点検を
怠ることのないよう注意してください。
今すぐ始める、備え
「暖冬予報だから」と備えを後回しにせず、
まずは点検から始めましょう。
①暖房器具を、使う前に点検する
シーズン初めに
石油ストーブやファンヒーターをつけてみたら
異臭がした、という経験はありませんか。
本格的な寒さが来る前に、
一度試運転をして動作を確認しておきましょう。
停電時にも使える
カセットボンベ式の暖房器具を備えておくと、
冬の停電対策としても安心です。
✅ 暖房器具の試運転をして、
異臭・異音がないか確認した
✅ 灯油・カセットボンベなどの燃料を補充した
✅ 一酸化炭素中毒を防ぐため、換気の方法を確認した
②車の冬装備を、早めにチェックする
「少ない見込み」という予報があっても、
寒気の影響で局地的な大雪になる
可能性は残っています。
タイヤ交換やチェーンの準備は、
積雪予報が出てからでは遅いことがあります。
早めにスタッドレスタイヤや
携帯チェーンの状態を確認しておきましょう。
✅ スタッドレスタイヤの溝・劣化を確認した
✅ 車に携帯チェーン・スコップを積んでいる
✅ 冬用のウォッシャー液・バッテリー状態を確認した
③日本海側・積雪地域は、ハザードマップと備蓄を見直す
降雪量が
「少ない見込み」とされていても、
短期間に集中して降る
「ドカ雪」の可能性は残っています。
これは報道の見立てであり、
確定した予測ではありません。
お住まいの地域の大雪時の避難場所や、
停電・孤立に備えた備蓄を、
この機会に見直しておきましょう。
✅ 自治体の大雪・積雪ハザード情報を確認した
✅ 停電に備えたモバイルバッテリー・
暖かい寝具を確認した
✅ 除雪用具(スコップ・融雪剤)の状態を確認した
SONAEAREBAからのメッセージ
「暖冬」という
予報の言葉だけを見ると、
冬の備えは
後回しでいい気がしてしまいます。
でも1997-98年の冬が教えてくれるのは、
平均的には雪が少なくても、備えを緩めていい
わけではないということです。
そして今日発生した台風27号が示すように、
秋の台風シーズンも、まだ終わっていません。
今日は、暖房器具の試運転と、車の冬装備の
点検から始めてみてください。
買いだめをする必要はありません。
まずは、今持っているものがちゃんと使えるかどうか、
確認することから始めましょう。
備えれば、大丈夫。
この冬も、一緒に備えていきましょう。





















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