こんにちは!SONAEAREBAです。
昨年書いた
「日本一涼しい場所はここだ!2025年夏」に、
たくさんのアクセスをいただきました。
ありがとうございます。
今年も、やります。
でも2026年版は、
昨年とは少し状況が違います。
今夏(2026年)までに
「エルニーニョ現象」が発生する確率は
90%と高まっています。
夏場にエルニーニョ現象が発生すると
日本は冷夏になりやすい傾向がありましたが、
2000年代はエルニーニョでも
記録的な高温となっています。
「エルニーニョ=涼しい夏」は、
もう常識ではありません。
むしろ今年は「スーパーエルニーニョ」
発生の可能性まで指摘されています。
しかも今年から気象庁は
新しい言葉を作りました。
「酷暑日」—最高気温40℃以上の日を示す、
新しい予報用語です。
気象庁は今年から最高気温40℃以上を
「酷暑日」とし名称を追加しました。
今年の酷暑日の地点数は、
直近10年間の平均と同程度か、
やや多くなる見込みです。
「猛暑日(35℃以上)」という言葉が
当たり前になった日本で、
今度は「酷暑日(40℃以上)」が新設された。
これが、2026年の夏の現実です。
だからこそ、
「本当に涼しい場所」を知っておく意味が、
去年よりさらに大きくなっています。
今年版、いきます。
2026年の夏がなぜこんなに暑いのか——30秒で理解する
涼しい場所を紹介する前に、
今年の夏の特徴を整理しておきます。
これまでは、日本にエルニーニョ現象が発生する年は
「冷夏(涼しい夏)」になりやすいと言われていた。
しかし、今年の夏は
涼しくなるという予測にはなっていない。
その背景にあるのは、
エルニーニョの「冷やす傾向」を弱める、別の要因だ。
今年は日本付近に猛暑をもたらす傾向がある
「インド洋ダイポールモード現象」
が重なる可能性がある。
さらに近年は、気候変動による
「全体的な気温の底上げ効果」も加わっている。
出典:Shift C 気象予報士・吉良真由子
https://shiftc.jp/2026/06/17/superelnino-2026/
つまり今年の夏は——
「エルニーニョ(本来は冷夏要因)」
+「インド洋ダイポールモード(猛暑要因)」
+「地球温暖化(底上げ)」
という、三重の暑さ要因が重なっています。
「エルニーニョだから今年は涼しい」という安心は、
完全に間違いです。
2026年版「日本一涼しい場所」ランキング
では、本題です。
今年の酷暑から逃げられる、
本当に涼しい場所を紹介します。
これは、SONAEAREBA独自調べです。
🥇 1位:富岳風穴・鳴沢氷穴(山梨県・富士山麓)
洞窟内温度:0〜3℃(真夏でも変わらず)
昨年も1位でしたが、今年も変わらずここが最強です。
外が40℃の酷暑日でも、洞窟内は0〜3℃。
その差、最大40℃。
「体感が冷たいどころか、寒い」
——これは誰もが言う感想です。
吐く息が白くなる感覚は、7月・8月でも変わりません。
今年の「酷暑日」の暑さから逃げるなら、
ここが唯一絶対の答えと言えます。
ただし注意点があります。
今年6月26日の山梨県東部・富士五湖の
M5.6・震度6弱の地震以降、周辺の地盤状況については
必ず現地の最新情報を確認してから向かってください。
富岳風穴・鳴沢氷穴 公式サイト
https://www.mtfuji-cave.com/
🥈 2位:軽井沢(長野県・標高1,000m)
夏の平均気温:24〜27℃(都心より10℃以上低い)
避暑地の王者は、今年も健在です。
標高1,000mという地形は、
地球温暖化でも変わりません。
今年の夏も、都心が38〜40℃になる日中でも、
軽井沢では27〜29℃台にとどまる見込みです。
ただし昨年と違うのは
「朝晩の涼しさ」が少し縮まっている点。
20℃を下回る夜が続いていた2025年と比べ、
今年は22〜23℃台の夜が増えています。
それでも都心の熱帯夜(25℃以上)とは別世界です。
軽井沢観光協会公式サイト
https://www.karuizawa-kankokyokai.jp/
🥉 3位:北海道・道東エリア(釧路・根室など)
夏の平均気温:
18〜22℃(「天然のクーラー」と呼ばれるエリア)
「北海道でも暑い」と言われるようになりましたが、
道東は別格です。
釧路市は日本で最も夏の気温が低い都市の一つ。
「霧の街・釧路」と呼ばれ、
夏でも濃霧と冷涼な空気が続きます。
昨年2025年の夏も、最高気温25℃を超える日は
年間で数えるほどしかありませんでした。
結果として今年の夏は平年より高い気温が予測されて
おり、猛暑日や酷暑日への警戒が必要。
その中でも、道東の気温上昇は内陸部・都市部と
比べて相対的に小さい傾向があります。
「どうしても涼しい場所に移動したい」という方には、
道東が現実的な最強候補です。
4位:奥日光(栃木県・標高1,270m)
夏の平均気温:21〜24℃
首都圏から最も近い「本格的な涼」を求めるなら、
奥日光が最高です。
標高1,270mの中禅寺湖周辺は、
猛暑日でも25℃を超えることはほとんどありません。
日光東照宮から奥日光まで、
観光と避暑を兼ねられるのも魅力。
東京から車で約2時間。
「今日だけ逃げたい」という日帰り避暑に最適です。
5位:尾瀬(群馬・福島・新潟県境・標高1,400m)
夏の平均気温:19〜23℃
日本最大の山岳湿原・尾瀬は、
夏でも涼風が吹き抜けます。
標高1,400mという高さは、
都心との気温差が15℃前後になることも。
昨年の人気が高かったため、
今年は早めの予約・入山計画を推奨します。
番外編:身近な「クールスポット」——交通費ゼロで涼む
「旅行する余裕はないけど、涼みたい」という方へ。
実は、身近な場所にも「涼める場所」があります。
① クーリングシェルター
(全国1,403市区町村に設置済み)
昨日のSONAEAREBA記事で詳しく解説しました。
図書館・公民館・コンビニ
——無料で誰でも使える「穴場の涼み場所」です。
環境省「クーリングシェルター検索」
https://www.wbgt.env.go.jp/heatillness_shelter.php
② 大型ショッピングモール
強力な冷房、無料の椅子・ベンチ、飲食店。
「何も買わなくても涼める」のが、
ショッピングモールの隠れた価値です。
③ 図書館
静かで涼しく、長時間滞在できる。
高齢者・子ども連れでも安心して使える
最強の無料クールスポットです。
「涼しい場所に行く」は、防災的にも正しい選択
ここからが、SONAEAREBAらしい視点です。
「涼しい場所に避難する」という行動は、
単なる「快適さ」のためではありません。
**熱中症で命を落とさないための「防災行動」**です。
このシリーズで以前お伝えした通り、
2024年の熱中症死亡者数は2,033人で
過去最多を記録しました。
その多くは「室内で」「エアコンなしで」
亡くなっています。
「暑いな」「でも外出するほどじゃないか」
——その判断が命取りになります。
特に「酷暑日(40℃以上)」が予報された日は、
外出を避けるだけでなく、室内が危険な場合は積極的に
クールスポットや涼しい場所を有効活用してください。
2026年の涼み場所選びで注意すべきこと
最後に、今年ならではの注意点を3つお伝えします。
① 「昨年も大丈夫だった場所」が今年は暑い可能性
スーパーエルニーニョの影響で、
例年は涼しかった場所の気温が
例年より高くなっている可能性があります。
必ず出発前に現地の気温予報を確認してください。
② 地震の影響を確認してから行く
山梨・富士五湖エリアは6月26日の
M5.6・震度6弱の影響が続いています。
登山・洞窟訪問を計画している方は、
現地の最新状況を確認してください。
③ 台風と重ならないよう計画を立てる
今年は台風が平年より多く、
8月以降も台風シーズンが続きます。
避暑地への旅行計画は、
直前の台風情報と合わせて柔軟に対応してください。
SONAEAREBAからのメッセージ
今年の夏は、例年とは違います。
「酷暑日」という言葉が新設されるほど、
暑さの次元が変わっています。
でも、涼しい場所はまだあります。
富士山の洞窟は今年も0〜3℃。
軽井沢の高原は今年も都心より10℃低い。
クーリングシェルターは
今年も全国1,403市区町村で無料開放中。
「暑さから逃げる」ことは、弱さではありません。
命を守るための、賢い選択です。
今年の夏、涼しい場所を知っているあなたが、
周りの人に教えてあげてください。
それが、熱中症から命を守ることにつながります。
最後まで読んでいただき、
ありがとうございました。
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