記録更新は目前。でも本当に見てほしいのは、雨量の数字ではありません
こんにちは!SONAEAREBAです。
東京都心で今日9月28日も雨が降り、
8月27日から続く連続降水日数が
33日に達しました。
これは2019年に記録した
観測史上最長の33日間に並ぶ、
過去最長タイ記録です。
出典:ウェザーニュース
「東京は33日連続で降水を観測
2019年に並び過去最長タイ記録に」
https://weathernews.jp/news/202609/280081/
明日29日も雨が降りやすい
予想となっており、
降水が観測されれば34日連続となって、
記録を更新する可能性があります。
(出典:同上)
「33日連続」と聞くと、
1か月以上ずっと大雨が降り続いている
イメージを持つかもしれません。
でも実際には、
気象庁の観測において、
ごくわずかな雨も含めて
「降水を観測した日」を
数えた記録です。
つまり「32日間ずっと大雨」
という意味ではなく、
弱い雨も含めた
「雨マークが続いた日数」
と捉えるのが正確です。
とはいえ、
この数え方の話以上に
今日お伝えしたいのは、
「弱い雨が続いた先にある、本当のリスク」
についてです。
台風26号と秋雨前線で、関東はまだ雨が続きます
関東は明日28日から再び雨となり、
10月2日頃にかけて雨が降りやすい状況が
続く見込みです。
台風26号は沖縄に接近したあと、
本州の南を東進する予定で、本州付近に停滞する
秋雨前線の活動が活発になるおそれがあります。
出典:日本気象協会 tenki.jp
「関東は10月2日頃にかけて台風と秋雨前線の影響で
雨 少しの雨でも土砂災害に注意」
https://tenki.jp/forecaster/r_fukutomi/2026/
09/27/40768.html
「台風は沖縄の南を通るだけだから、関東は関係ない」。
そう思ってしまいそうですが、
台風そのものが来なくても、
前線を活発化させることで雨量に影響してくる。
これは以前の記事でも
お伝えした「かすめる台風」の仕組みと、
根っこは同じです。
なぜ「少しの雨」が、今の関東では危険なのか
先週の台風25号による
大雨は、かなり大きなものでした。
千葉県君津市坂畑では
600ミリを超える雨量を観測し、
平年比は600%以上に達しています。
神奈川県三浦市でも、
約400ミリの雨が観測されました。
この大雨によって、
千葉・神奈川をはじめとする関東の地盤には、
すでに大量の水分が含まれている状態です。
土の中の水分量が限界近くまで達しているところに、
追加の雨が降ると、普段なら問題にならない程度の
雨量でも、土砂災害につながる危険性が高まります。
(出典:同上)
「たいした雨量じゃないから大丈夫」という感覚は、
地盤が乾いているときの基準であって、
今の関東には当てはまりません。
33日連続の雨が、感覚を麻痺させていないか
もう一つ、
今日お伝えしたいのが「慣れ」の怖さです。
33日間、雨の日が続いていると、
「また雨か」という感覚にだんだん慣れてしまいます。
これは心理学でいう
「正常性バイアス」に近い状態です。
毎日同じような弱い雨が続くことで、
「今日の雨も、いつも通りの雨だろう」と、
無意識に危険度を低く見積もってしまうのです。
でも実際には、
その”いつも通りの雨”を受け止める地盤の状態は、
1か月前とはまったく違います。
雨量の数字だけでなく、
「これまで、どれだけ雨が降り続いてきたか」にも
目を向けることが、今の時期は特に大切になります。
今すぐ確認しておきたいこと
①ハザードマップで、土砂災害警戒区域を確認する
自宅や職場、通学路が
土砂災害警戒区域に含まれていないか、
国土交通省のハザードマップポータルサイトで
確認しておきましょう。
✅ 自宅周辺の土砂災害警戒区域
✅ 職場・通学路周辺の土砂災害警戒区域
✅ 最寄りの指定避難場所までのルート
②「キキクル」で、今の危険度をリアルタイムに確認する
雨量の予報だけでなく、
気象庁の「キキクル」を使えば、
今まさにどれくらい危険な状態かを
色分けで確認できます。
気象庁「キキクル(危険度分布)」
https://www.jma.go.jp/bosai/risk
③停電・断水への備えも、並行して見直す
秋雨前線が活発化した場合、
局地的な激しい雨や落雷による停電の
リスクも高まります。
モバイルバッテリーや
懐中電灯の充電状況を、この機会に
確認しておきましょう。
よくある質問
Q. 「連続降水日数33日」は、
雨量が多いという意味ですか?
A. いいえ、
必ずしも雨量の多さを示すものではありません。
弱い雨も含めて
「雨が降った日」を数えた連続日数であり、
毎日大雨だったという意味ではありません。
ただし今回のケースでは、
その連続する雨の中に、台風25号による
記録的な大雨も含まれていた点に注意が必要です。
Q. 明日以降、雨は止みますか?
A. tenki.jpの予報によると、
関東は10月2日頃にかけて雨が降りやすい状況が
続く見込みです。
その後、
10月1日以降は大陸からの高気圧の張り出しにより、
天気が回復に向かうとみられています。
Q. 雨量が少ない予報でも、
油断しない方がいいですか?
A. はい。
今の関東は、先週までの大雨で地盤にすでに
大量の水分を含んでいる状態です。
普段なら問題にならない雨量であっても、
土砂災害につながる可能性があるため、
「少しの雨」という言葉に安心せず、
キキクルなどで最新の危険度を
確認することをおすすめします。
SONAEAREBAからのメッセージ
東京都心の連続降水日数は、今日で33日となり、
観測史上最長タイ記録に並びました。
これは「大雨が続いている」という意味ではなく、
弱い雨も含めた記録であることは、
ぜひ知っておいてほしいポイントです。
一方で、
先週の台風25号による記録的な大雨で、
関東の地盤にはすでに大量の水分が含まれています。
そこに台風26号と
秋雨前線の影響が重なることで、
普段なら問題にならない「少しの雨」でも、
土砂災害につながる危険性が高まっています。
33日という数字の大きさに気を取られすぎず、
「今、地盤がどんな状態か」に
目を向けてみてください。
SONAEAREBAはこれからも
「知る防災」を発信し続けます。
最後まで読んでいただき、
ありがとうございました。
千葉・神奈川をはじめ関東にお住まいの
ご家族やご友人にも、
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